ついに今週で東京開催もラストになりました。個人的にはものすごーく名残惜しいのですが、締めくくるのにブリリアントＳ・エプソムＣという難解なレースを組んでしまうん？　誰だって最後は有終の美を飾りたいものなのに、まだ搾り取られそうだ。その難解な理由をまず発表。

１、先行有利馬場なんだけど…

先行馬大杉。今開催の東京ダートは、アホなほど逃げ馬が残るのは皆さんご承知の通りだろう。コース面でもダ２１００ｍはペースが上がりづらく先行有利だし、馬場面でも適度な雨が降っていて脚抜きのいい高速型重馬場になりそうだから、後方勢のチャンスは少ない。ただ有利な位置取りをめぐりこの距離にしちゃあ大杉のため熾烈な争いが起こるかもしんない。ハナ欲しいタイプは外枠ニシノコンサフォスだが、内枠に２・３・４・５・６と２番手狙いたい馬が多く、談合するまでに時間が掛かりそう。理想位置につけられなければ不利になるし、かといってＨペースで総崩れしては元も子もない。基本は前々でいいと思うが荒れればペース崩壊パターンが想定される。

２、おまいら調子微妙すぎ

昇級のタイキアルファ以外はすべて休み明けor前走大敗と散々なメンバー構成。東海Ｓはサカラートがぶっちぎった強い内容だが、２着以下は差し引いても凡走レベルと考えられる。みんな個別レースなら高レベルがあるのだが、ダートとしては珍しく安定性に欠けるのが多い。唯一好調といえるタイキアルファが時計能力で劣り気味だから困った。

過去の決着は本命サイドで決まっているが、上記理由から穴狙いのほうが面白そうなので◎アグネスアラシを推す。評価点はマーチＳ３着だが特別なレベルではない。でもタフなペース決着にはめっぽう強いし、２１００ｍも相応にこなしている実績と、メンバー内では適性一番と考えていいような気がする。１年以上の休養明けの前回はハンデ戦使うための叩き台でまったく考慮しなくてよし。８歳という年齢で衰えは気になるけど、タップも元気一杯だし、スナークレイアースだってまだまだ頑張っている。

○は印をつけた中で唯一、差しに構えるだろうベラージオ。長距離の実績は抜群で時計も丹沢Ｓ＆昨年東海Ｓと高レベル連発している。休みを挟んで使われている現状で調子はかなり疑問。能力だけを評価した形となったが、このオーナーだけは勝ってもおかしくないんだよな。

▲ブラックコンドル。京都重賞実績、長距離実績、重馬場実績、先行力とすべてにおいて高いレベルにあるのが評価点。ただ前走なんでっていうぐらいの大敗。スタミナ切れで言い訳できるような差じゃないのが問題。

△エスジービームは調子のいい部類。北山Ｓは及第点だし、条件は各種対応してきたのでＯＰクラスでも勝ち負けする可能性は高い。アルファーフォーレス、東海Ｓは案外だが長距離はまずまず。格上挑戦もこの後のダート上級条件は１６００万大減少するので本気モードじゃないのかな。そして時計詰めるならのタイキアルファ。最後に能力だけならトップクラスのパラダイスシチーまで押さえておく。

外れるならあっさり外れる馬券だなぁ。

是政特別 4-4-6-4　 3-3-3-2 　2-2-2-2
東京新スタンド記念 2-2-2-3 4-5-5-6 2-2-2-2
4歳上500万下 10-11-8-8 16-16-15-14 4-4-3-3
金蹄ステークス 1-1-1-1 4-4-3-2 6-7-7-7
4歳上1000万下　3-3-3-2　　8-8-8-6　　5-5-5-4

今年に入ってのダート2100の上位３頭の通過順。ペリエの超暴走があった500万下はｵｰﾌﾟﾝを大きく上回るラップだけに度外視していい、するとほぼ直線一気は不可能という事になる。よって狙いは先行馬。

本命はパラダイスシチー。人気はおそらく皆無の状況になるだろうが思い出してほしい。去年のブリリアントＳでこの馬は単4，9の2番人気であったことを。その時54キロで今回53ｷﾛ、そして屋根には内田博幸がいる。ニシノコンサフォスの屋根が先生である事から考えても前に緩い流れになる事は明らかで狙って損は無い一頭と言える。

対抗にはそのニシノコンサフォスを。前走の上賀茂Ｓは５ﾊﾛﾝ通過が59，7では速過ぎる。それまで62秒前後のラップを勝ち上がってきた同馬だけに一気に２秒速い流れでは潰れてもしょうがない。今回は東京の長丁場で道中のペースは落ちる、さらに雨なら上がりは速くなると格上挑戦とは言え適性から考えれば侮れない存在になってくるのは間違いない。

時計が速くなって対応できるハードクリスタル、ベラージオは脚質から頭では嫌いたく、タイキは斤量に大外枠、エスジーも府中が初でアルファも地力がそもそも微妙となれば大荒れは必至なのではないか。

東京コースで好走した経験のある馬を上位に取った。
本命のシロキタゴッドランは赤富士S、JCDと連続して2分10秒台で走っている。近走はイマイチ振るわなかったが前走東海Sでは勝ち馬には離されたが2着争いには絡んできていて復調が窺える内容だった。調子さえ戻してきていればこのメンバーでは最上位の力を持っている。かなり自信のある本命。
対抗にはハードクリスタル。この馬も赤富士Sを勝っていて脚抜きの良い馬場ではあったが8秒台という好時計を出している。中山からのコース戻りで一変の可能性が高い。
毎回安定して走るアルファフォーレス、武豊への乗り替わりで新味が出る可能性があり。
東京コースのオープンでともに0.4秒差とまずまず好走しているパラダイスシチーも乗り替わりで少し狙ってみる。コース経験はないが地力のあるマルブツトップも、先行争いが激化しそうな雰囲気はなく、2，3番手から早め抜け出しで。
ニシノコンサフォスは非常にイヤな形の乗り替わり(主戦が同じレースに出るも捨てられる形)に替わった騎手も・・・ということで消し。気性的に2100も少し長そう。タイキアルファは連続して好走するタフなタイプではなく実力的にも抜けてはいないので圏外まで飛ぶと見て無印にした。

同コース2:8.4の持ち時計があるハードクリスタル本命。
ＯＰ勝ちがまだないが、重賞を連戦してきて着実に実力も付いている。
この舞台なら勝ち切れそうだ。
相手候補筆頭はベラージオ。実力はメンバー中一番と見る。
休み明けの前走を一つ叩いて状態は上がっており、
同コース２勝の実績も買い対抗に推す。
あとは柴田善臣とニシノコンサフォスがどこまで逃げ粘れるかと言ったところだろう。
ある程度人気になりそうなタイキアルファはクラスが上がって苦労しそうな感じ。
まだ経験が必要だ。

　東京の土曜メイン・ブリリアントＳは、オープン特別という格とハンデ戦というレースから、大先生以外は何でもアリという気がする。

　◎は11ハードクリスタル。Ｇ１での度々の引退間際の岡部騎手騎乗に、関東遠征での藤岡騎手ではやはり本来の実力は発揮できてなかった様に思う。ようやく東京で好パートナーを得ての距離延長に56キロなら圧勝も見える。

　○は16タイキアルファ。54キロの好ハンデで、東京や京都など広い競馬場を好む堅実派タイプ。不確定要素の多いメンバー内で、唯一上位に来るだろうと予想できるので。

　▲は９マルブツトップ。関東ではイマイチ活躍を聞きづらくなりつつあるアンカツだが、ダートならやはり一目置いてみようと思う。とりあえず、13ニシノコンサフォスに乗るより価値アリという内容を見たい。

　△は15ペルフェット、重馬場なら尚良しの軽量53キロ馬。更に騎手ごと遠征の上り馬２エスジービームまで。

　推奨馬券は単勝11、馬連11-16、馬単11→16，９，15，２。

　昨日から雨が降って湿った馬場になりそうなので、脚抜きがよい馬場になったほうがいいペルフェットに本命を打ちます。直線の長い東京コースの2100で他馬と逆転があると見ます。対抗にハードクリスタル。あまり強敵もいないし、去年JCD8着でも十分力上位ではないかと。ベラージオは休み明けでも走らなさ杉なので切ります。人気もかぶりそうなので。

　安田記念はさっぱり当たりませんでしたが、あそこまで外れると逆に清々しいですな。申し訳無いです。

　今週はどちらも芝1200mということでしっかり当てたい、がちょっと今日は忙しいのでさっくりと。本命は長期休み明けのチリエージェを。人気馬だと思うんだけど、レースパフォーマンスを見る限りは1600万下は抜ける力はあるだろう。５４ｋｇが鍵だけど高速馬場でも先週のような時計がかかる馬場でも行けるタイプだと思うので普通に買います。

　対抗にイーグルスウォード。２走前が１４００で見せ場の無い競馬。前走が叩かれて変わってきたなという競馬。今回の条件なら成績を出せていない中京でも今回は買える。四位の外差も今の馬場なら生きてくるだろうし。

　単穴にポジションワン。今の競馬なら大崩は無さそうだし力的にも１２００なら上位。展開が向いて１着、向かなくても３着はあるという買い方。

　連下にナゾ。叩いて２走目中京１２００で変わり身あり。３着にはカネツテンビー。前走の惨敗から人気を落しそうだが、休養明け２走から十分買える範囲。この条件ではまだ決め手が無いのでヒモで様子見。

東京は先行有利とまとめたが、中京は馬場がいかれてきて後ろからでも届いてくる。むしろ先行不利とこのレースは考えてもいい位でしょう。３枠のチリエージェ・ミルフォードスバル共にＯＰでハナをとったスピードを持ち合わせ、共に譲りたくは無いタイプ。スタートから併走する形だから、後続を引っ張ってくれそう。有力ステップレースとなる飛騨Ｓ組を評価して、差しタイプ、雨もあり時計が掛かる馬場を考慮するのがベターかな。

◎ワイルドシャウトは前回初芝にもかかわらず４着とがんばった。先行タイプだが芝のテンスピードで劣り後方からとなってしまったけど、そこから末脚を繰り出し好内容を見せつけた。経験を積んだ２戦目なら上積みあってもおかしくないし、安定性から連対を果たす期待をしてＯＫ。レース名からサッカー関係のサインがあると面白いが、この馬名はジーコにピッタリだ。（ラインに指示を送らないので更迭して欲しいけど）

○スピニングノワール。現級実績は最上位で一撃の能力は高い。まともな時計決着なら割と崩れないので対抗評価は妥当。

ローカルなら▲ナゾは外せない。時計面は一枚落ちなのは否めずとも、ペースにあわせた自在性が見受けられる点が面白い。上位評価の馬と前走は戦えたのでチャンスは存分に残されている。

△ヨイチサウスは体調不安で人気落としそうな雰囲気なんだけど能力的には普通に連がらみできる。カネツテンビーは中京実績＆単純走破時計が落ちそうな今回の条件を評価した形。ポジションワンはスプリントに戻って再度見直したい。

無難にワイルドシャウトを頭で狙う。まだ人気もそこそこだろうし。
前走は前半33，0という高速ラップでついていけない部分があったが今回はチリエージェとミルフォードがペースを作る事から33，5〜33，8程度の収まると予想、追走は楽になる。。馬場状態が悪化しているのもﾌﾞﾗｯｼﾝｸﾞｸﾞﾙｰﾑ系ﾗｰｲの血を引く同馬なら苦にしないはず。飛騨Ｓから２ｷﾛ減も魅力だし何より個人的には枠順に恵まれたと見てる。逃げるチリエージェとミルフォードが内に入ったので前半被せてくるような馬が見当たらない、これが大型馬でちょっとしたミスも許されない小回りでは効いてくるんよ、きっと。

対抗には素質的にチリエージェを推したいがセントウルＳは前半34，6の凡ペース。これを重賞実績として扱うのは危険。そして有明特別で５着に敗れているように基本は綺麗な良馬場での馬。能力で２着は無しとしないが惨敗しても驚けない。

スピニングノワールは安定している、確実に34秒前後の脚を使えるし外差し馬場も手伝うので安定感っつう意味じゃチリエージェよりこっちを推したい。

３着候補で面白いのはイーグルスウォード。ただ同馬は前半35秒前後のレースラップでないとついていけないので時計が掛かる芝を前程に考えても直線一気の３番手争いまで。

　結構考えたんだが考えすぎて逆になんかトンチンカンなフォーメーションになってしまった、こんなんでええんかという気もするが自分の中では結構まとめきれた感はあるので縦目食っても腹は立たん予感はする。

　本命はワイルドシャウト、穴人気しそうな感はあるが今回に限れば単での勝負で旨みがある。
　前走は中途半端に差し馬場でこの馬自身前走では初めての芝レースということで脚を計りすぎた感もあった、しかし今回は先週のコース替りもなんのそのなコテコテの差し有利の馬場に加えスピニングノアールから1.5kgもハンデを貰っていることを考えれば秋山JKも思いきった仕掛けで勝負してくるはず、芝2戦目とあっては雨への対応は未知数だが逆にダートのみでこのクラスまで上がってきた以上ある程度パワー重視の勝負になるのは好都合だと見るべき。

　先に単穴を挙げるが、これはもうホント単のみの穴という感じでチリエージェ。
　背負わされた感はあるが昨夏〜セントウルSにかけて能力を考えればペース次第でアッサリがあってもおかしく無く、◎が頭の3連単をベースにピンにこの馬が来た時の馬券を押さえておく価値はあるだけのパフォーマンスは秘めている。
　しかし長期休養明けで仕上げの不安もありここは叩きで小倉シリーズが本番なんじゃねぇのという邪推も容易なだけに無闇に買い進めるのも危険だろう。

　対抗・連下・注意の３グループは飛騨Ｓで最先着を果たしたスピニングノアールを中心に考える、ひとまず本命をワイルドシャウトに譲りはしたがスピニングノアール自身の臨戦や前走から考えると斤量以外にあえてクサす要素はない。
　となると必然的に３連単の３頭目がワイルド→スピニングの間に入るのか後ろに入るのかという点について考えることになる。

　まず間に入る可能性という意味での連下にはナゾとポジションワンの８枠２頭を、ナゾは前走中間緩めた影響がモロに出ての馬体増が響いたが中京1200mというのがベスト条件であることにはかわりなく鞍上が哲三JKに戻るのも基本的にはプラス（差し有利の馬場なので積極的に乗りすぎてタレる心配はあるが…）、ポジションワンはトップハンデながら58kgでも好走実績があるようにスプリント戦の流れを無理に追走しなければ現級上位の能力を持っている。

　後ろに入る注意にはミルフォードスバルとヨイチサウス、ミルフォードスバルは時計の要求されない展開ならしぶとい脚を使えるので前に厳しい馬場であっても３着までならという期待、またヨイチサウスは平坦の1200mというのはベスト条件に思えるのだが馬場が渋ると持ち味が半減してしまう点を踏まえてこの印とした。
　

　５７キロは厳しく映るがポジションワンを本命。ここ５走１２００ｍを使われていなかったが、元はといえば全４勝を１２００ｍで挙げている馬だけに距離短縮は好材料。中京コースでも勝ち鞍がある。当日は雨模様だが、やや重で１勝、小雨の馬場で２着１回と馬場悪化は問題なさそうだ。
　久々のチリエージェだが、重賞５着の実績は本物のようで坂路４９秒台を叩き出しての参戦。スタートさえ決めれば押し切るチャンスはある。
　アマノサクシードは久々の前走を勝ちここに臨む。相手も強くなるが斤量２キロ減は魅力で、２走目で上積みを考慮すれば一発の可能性。
　飛騨Ｓ２着のスピニングノアールはここでも連候補までか。

中京1200はどう転んでも当たらない超苦手コース。
一応印は打ちましたが確固たる根拠もないので参考にはしないで下さい。

　前走は初芝でも見込みどおりに走ったワイルドシャウトを追いかけてみます。９ヶ月休み明けで道悪の心配があっても人気ならチリエージェは軽視する。外枠の差し馬には注意したいの軽量52kgのロックスキルに一発を見込みますウォーニングの仔は道悪上手いの多いよ。