絶対王者不在、群雄割拠のスプリントGT@高松宮記念

シンボリグランが新王者の最右翼だろう。古馬と戦いはじめてから力を上げてきて、安定して上位に食い込んでいる。オーシャンSは出遅れて 豪快なイン突き3着と底力を示した。デムーロがどうスタートを出して乗るのか注目だ。  変則2冠馬ラインクラフトは変則的な3つ目のタイトルを奪取。1200mは初めてとなるが1400mでは3戦3勝と高い能力を示している。突発的参戦もあっさり勝利のシーンまであるぞ。  シーイズトウショウは馬体重の急変動が示すとおり調子が戻ってこない。だがCBC賞では3着と中京への輸送ならプラス体重で出走できるはず。自分との戦いに勝ったら勝利は訪れる。  先生得意の高松宮記念でひさびさGT勝利をオレハマッテルゼ。 芝でも強いリミットレスビッドでカツハルGT勝利だ。 奇跡はいつでも起こせるマルカキセキ。
2006年1回中京8日( 3月 26日) 11R 第36回 高松宮記念(GI) サラ系4歳以上1200m芝・左 (国際)(指定) オープン定量
8 7 6 5 4 3 2 1
18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
コパノフウジン ゴールデンキャスト タマモホットプレイ ウインクリューガー ラインクラフト シーイズトウショウ ギャラントアロー オレハマッテルゼ カネツテンビー シンボリグラン ブルーショットガン リミットレスビッド ネイティヴハート マイネルアルビオン マルカキセキ プリサイスマシーン トウショウギア キーンランドスワン 馬名
牡4 牡6 牡5 牡6 牝4 牝6 牡6 牡6 牝7 牡4 牡7 牡7 牡8 牡4 牡5 牡7 牡6 牡7 馬齢
佐藤哲三 小牧太 渡辺薫彦 中舘英二 福永祐一 池添謙一 幸英明 柴田善臣 江田照男 M.デムーロ 藤岡佑介 田中勝春 内田博幸 柴山雄一 吉田稔 岩田康誠 赤木高太郎 四位洋文 騎手
57.0 57.0 57.0 57.0 55.0 55.0 57.0 57.0 55.0 57.0 57.0 57.0 57.0 57.0 57.0 57.0 57.0 57.0 重量
k
ガスタ
だい
八雲
ワルサ
マッハ
みるこ
杉本
着順 馬番 馬名 単勝 11 930円 枠連 6-7 1,150円 三連単 11-14-13 36,620円
1 11 オレハマッテルゼ 複勝 11 260円 馬連 11-14 2,290円 ワイド 11-14 900円
2 14 ラインクラフト 14 210円 馬単 11-14 5,550円 11-13 1,110円
3 13 シーイズトウショウ 13 260円 三連複 11-13-14 5,240円 13-14 760円
高松宮記念調教診断 byガスター基地氏
調教注目馬
シーイズトウショウ
馬名5段階
評価
コース内容強さ時計
3月22日船橋競馬場 ダート・良
ネイティブハート 単走(助手) 一杯 62.9-49.1-36.8-12.2
掻きこむようなフットワークで、動きは非常に力強い。年をとって走法が変化しているが調子は良く前走はフロックとは言えない。
3月22日美浦 坂路・良 南W・良
トウショウギア 坂路 単走(助手) 馬也 51.9-×-24.3-12.3
それなりに抑えて走れていて終いもしっかり動けた。派手な動きは変わらずだが全体の流れは前回より格段に良い。
プリサイスマシーン 南W 三頭併内(松岡) 一杯先着 65.3-51.6-37.5-12.4
もともとフックラ見せる馬だが今回は少し太いか。反応はいいがちょっとトモの蹴りに力強さがなく急仕上げの感は否めない。
カネツテンビー 南W 単走(助手) 馬也 64.0-50.1-37.1-12.7
時計は速いがこの馬にしては脚の回転の速さがイマイチでスピード感がない。悪くはないが良いという動きには見えない。
マイネルアルビオン 南W 単走(柴山) 一杯 65.8-50.2-36.7-12.6
相変わらず動きは良くしっかりとした伸び。好調維持できている。
3月22日栗東 坂路・良 CW・やや重 DW・やや重 B・重
オレハマッテルゼ 坂路 単走(助手) 一杯 50.9-37.8-25.7-13.1
モヤで終いだけの映像なので反応などは分からないが、フットワーク・伸びはまずまず。前走並みの出来はある。
マルカキセキ 坂路 単走(福永) 一杯 53.3-38.1-25.0-×
前走より多少良くなっては来ているが、絶好調時にはもう少し弾けていた。G1ということを考えるとイマイチな出来。
リミットレスビッド 坂路 単走(助手) 馬也 55.4-40.7-26.8-12.5
隣に馬がいて併馬のような格好になる。今回も終い重点的の調教。前走ほど動きにキレがあるわけではないがそれでもまだ悪くはない。やはり動きから見て1600より1200向きであることは確か。
コパノフウジン 坂路 単走(助手) 強め 52.6-38.4-25.5-12.8
少し雰囲気が変わったなという印象。動きにモッサリ感が出てきたような気がする。ただ動き自体はさほど悪いというほどではなく十分走れる出来にはある。
ウインクリューガー 坂路 単走(助手) 一杯 50.9-37.3-25.3-12.9
終いの動きが少し物足りない。さほど調子の上下はない馬で今回もそれなりの出来。
ギャラントアロー 単走(幸) 馬也 72.6-56.4-41.7-12.7
久々に遅い時計の調教。特にコレと言って言及するようなポイントはない。若い頃はまったく時計がでないタイプだったのでもしかするとこういうパターンの追い切りのほうがこの馬には向いているという可能性はある。
ラインクラフト CW 併外(福永) 強め併入 80.7-65.3-51.2-38.2-12.6
フットワークに軽快さがなくバネも感じられない。一旦あわせた馬の前に出るもそこから弾けることはなく逆に詰め寄られた。調教よく見せる馬に騎手が乗ってこれだと、低評価になる。
ブルーショットガン DW 単走(助手) 一杯 キリのため計測不能
最後の映像しかなかったのでなんとも言いにくいがフットワークは問題なく体の張りも良い。この馬にしては良い動き。
3月23日美浦 坂路・良
シンボリグラン 坂路 単走(助手) 一杯 49.0-36.5-24.7-12.7
舌を出してモッサリした重さを感じさせる動き。全体の時計は速いがそれほど良い動きには見えなかった。平凡。
3月23日栗東 坂路・不良
ゴールデンキャスト 坂路 単走(小牧) 一杯 51.9-38.7-26.0-13.1
単走で一杯に追われて最後まで伸びた。この馬にしてはまずまず動いたほうで暖かくなって調子を上げてきたようだ。
キーンランドスワン 坂路 単走(助手) 強め 51.7-38.5-26.3-13.6
淡々とした動き。最後バテているという印象は受けなかったが時計は悪い。全体的に平凡な動きで上昇はなさそう。
シーイズトウショウ 坂路 単走(池添) 馬也 54.7-39.0-24.5-12.0
前半抑えて終い伸ばす。馬場が綺麗なので時計が出たのはあるだろうが、それを差し引いてもパワフルな動きで反応もすこぶる良い。馬体も細いようなところは見受けられず。この動きだけなら満点。
タマモホットプレイ 坂路 併せ(渡辺) 一杯2馬身先着 52.5-38.8-26.1-13.2
手応えはいいがやはりフワッとした感じでキレがない。そういう動きをする馬なので問題はないが良い時は多少なりともキレを見せるのでそれと比べると物足りない。
k氏の見解 ガスタ氏の見解
昨日の中京競馬場は10、11Rと1200M戦が組まれていたが、出走馬中持ち時計最速の馬がそれぞれ連絡みしていることから、芝の状態が軽い高速馬場と思われ、時計がない馬にとっては苦しい状態と言える。

で、時計勝負+中京と来れば本命はシーイズトウショウしかいないわけで。昨年のスプリンターズSの貸しはここで返してもらう。なんと言っても特筆に価するのは昨年のTV愛知OP。超高速馬場を一人旅で逃げ切って1.06.7を計時。時計はいくら早くなっても対応可能で、時計勝負は勿論の事、函館SSで見せたように重い芝でも体調さえ問題なければ本来は全く不問の馬。スプリンターズSも−30kとかいうおかしな馬体で出てこなければサイレントウィットネスの前か後ろにいた、というのは僕の妄想かもしれませんがホームの中京に戻ればこんな程度のメンツチョチョイのチョイでGT奪取ですよ奥さん。

○はラインクラフト。2000Mは明確にかかってしまうしマイルでもスッと先団に取り付けるスピードから1200は合う。初距離云々一部では言われているがハットトリック、ダイワメジャーとも好勝負をしている事からもこの馬の強さはそんなものじゃない。展開や馬場無視で実力のみを比較すればシーイズトウショウ>ラインクラフト>以下。今回でこの不等号を逆転する可能性を秘めているが、そこは◎に一日の長があるように思い○止まりただ点数の問題で◎一頭一着付けだが、ラインクラフトに逆転の目がナシとはしない。

▲は◎と同じ視点からマルカキセキ。昨夏からの無理使いのツケがここ3戦表れている気もするが過去2戦は渋った馬場がダメだったと解釈したい。中京でも【0004】と成績は残せていないが昨年暮のCBC賞は勝ち馬から0.2差の5着なら逆転は可能。鞍上変わりはプラスではないが吉田稔ならばマイナス要素でもない。JRA移籍が叶わなかった鬱憤を晴らして欲しい、2着か3着で。

△、×勢も適正と時計を考えて選んだが印が届かなかった中にも気になる馬が結構いる。特にリミットレスビッドとゴールデンキャストは要注目、人気ほどの衰えは感じられない。ペースが速くなると上位争いに顔を出してくる力はまだ持っている。


 分からないなら夢を買う!ネイティヴハートがここで勝ったらかっこいいなぁ。そんくらいの予想の根拠です。

 あとは単純に中京実績と時計実績のある馬をチョイス。コパノフウジンだけはどちらもないが、外枠ということで一考。印はあまり参考にしないでください。
だい氏の見解 八雲氏の見解
 スプリント路線は上位着順が続く安定さ=強いという状況で、これからも紛れるケースが多いだろう。G1でもこの路線での奇襲での勝利の印象が最も強く、スピードとか展開で考えてその通り決まるというのはホント難しいと思う。

 ◎は10シーイズトウショウ。スプリント路線でこその牝馬が牡馬と互角に渡り合えるのには、斤量がスピードに大きく影響しているからだと思う。逆に前哨戦では重く背負う事の多いこの馬には真に実力を決する舞台の方が実力を出せると思う。牝馬には珍しい叩いて良化タイプだし、遠征が無いのも歓迎材料。短距離得意の池添という決着もありえる結末だろう。

 ○は9シンボリグラン。やはりこの馬も欠かすことが出来ないか。前走は出遅れての3着だし、無難にレースを進めれば当然チャンスだと思う。4歳馬だし長くスプリント王に君臨する一歩となってくれるなら期待したい。

 ▲は14ラインクラフト。55キロは有利でしょう。休み明けから走るタイプだし、スピードで桜花賞を制したタイプなだけに見劣りはしない。今回に限ってビクトリアマイルの叩きだと困るが。

 △は人気が落ちてマークされずに乗れる4マルカキセキと、良馬場で一発期待の16タマモホットプレイまで。

 推奨馬券は馬連13-9,14,4,16。三連複13-(9,14)-(4,16)。
本命はカネツテンビー。
前走は鞍上がへぐった、乗り替わり非常に魅力。
中京の適正も十二分に示しており、ここはチャンス。

相手候補は広く4頭。
シンボリグランは近走安定しており、まさに本格化。
前走は激走だったので、響いてくる可能性が多少あるが、
まぁ問題ないでしょう!

シーイズトウショウはここねらい打ちっていう感じがします。
叩き2走目はしっかり上げてくる馬だけに楽しみ。
ただ近走は馬体重の増減が激しく状態の見極めが難しい。

休み明けのプリサイスマシーンがなんか不気味。
とにかく堅実に走る馬で、芝ダート問わない柔軟さ。
短距離にも案外、簡単に対応してしまいそう。
自在性のある脚質も強み。一発はある。

最後にリミットレスビッド。
馬場が渋ったのと、休み明け以外、堅実に走ってるし、
GIの舞台でも劣らない能力の持ち主。
ワルサ氏の見解 マッハ氏の見解
メンバーに関しては何も言うまい。レベル低いと見越して他路線から有力馬がやってきたので、力関係と適性さえ見切れれば馬券的に面白いレースとも思える。それが読みきれないから輪をかけて難しくしているとも言えるが。

まず大前提として現在争われているスプリント戦は過去14年さかのぼっても、ここまでレベルの低い争いをしている時代は無かった。直前ステップレースだった阪急杯&オーシャンSを、終わったと見られていた馬が勝利した点を見ても納得がいく。距離経験が無かろうと他路線でレベルの高い競馬をしてきた馬なら、あっさり勝ってしまってもおかしくない。これらがまったく通用しないと思えば、現スプリント路線組を網を広げてBOX買いすれば良し。逆に通用しそうな馬がいるとしたら、その馬を軸にして思いっきり流してやればいい。有力馬が能力を取り戻せずレベルの低い戦いを続けている路線において、個々を細かく比較するのは無意味なので、別路線組の取捨だけに注意を向けるのがいい。

プリサイスマシーンは中距離馬で芝・ダート兼用の馬。芝のスピードレースもマイラーズCで2着があり、マイル路線でも上位にランクされるほどの能力を持ち合わせている。スプリントに換算すればピークのマルカキセキ・シーイズトウショウよりやや劣る程度。対応さえできればチャンスだ。休み明けは問題で、いかにも狙いは先にありそうなローテだ。しかしマーチSを使うこともできたはず(未確認)で、なにか勝算があるのかもしれない。一番の不安点はスプリント戦で好位を取れるのかかが疑問。内枠で出負けるとそれだけで致命的だ。マイル以下の実績は川崎なので参考外となり、明確な優位性。または積極的に狙うだけのメリットは見出せなかった。△まで。

ならオレハマッテルゼを先生でも中心にするべきなのか。1400mまではこなしていて(1,2,1,0)と崩れが無い優秀な成績を収めている。先行タイプでもPマシーンと異なり、先行争いでのスピードをすでに見せているので、先手を奪えないということは無さそうだ。京都金杯ではポカをしでかしたが、安定性は高い馬なので対応能力に長けていそうで自分の能力はしっかり走ってくれそう。ただ自分の能力分を走ってくれるだけでは勝ち負けに届いてこない。京王杯・東京新聞杯の時計は一枚足りずといったところ。単勝1桁台というのも想定外なので評価は上げられない。△まで。

Pマシーンには自分の形を保つだけのスピード。オレハマッテルゼには時計能力が、それぞれ不足していたが、この2点に不安が無いのがラインクラフトだ。先行差し問わないセンスを持っていて、レベルに合わせて位置取りを決定できるから安定した成績を残せるのだろう。スピードは1400m成績(3,0,0,0)で3歳時に1.21.2があるのだから文句なし。成長曲線に照らせばここでもトップと五分に戦える。そしてマイルCSで叩き出した時計がメンバーNO1。1200mさえ対応してしまえばもう勝利は目前なのである。課題は休み明けで最終目標をビクトリアマイルに定めている点。どう考えても100%の状態では出走してこない。阪神牝馬Sでよもやの敗戦を喫した点からも状態は気になる。それでも鉄砲実績、1番人気まで持ち上げられなかったことを考慮すれば決して悪い軸ではない。この馬を本命にするのが常道で正しい選択だと思う。・・・が○。

もう1頭他路線からやってきた馬をみんな忘れてはいないだろうか。◎トウショウギアだ。前日段階では17番人気とずいぶんな評価を受けています。僕の競馬感ではありえないんですけどね。芝馬とダートはどちらが強いでしょう? こういう証明不可能な概念的問題に答えが出せるのが我々時計論者の一つの武器。答えはダート馬だ。各クラス間のレベル差、上位クラスの整備がなされていないのに裾が広い点。競走原理が適正に働いているのがダートなのだ。ダートはK−1・総合格闘技、芝は新日本プロレスというイメージで恐らく間違っていない。

総合格闘技一のリアルファイターがトウショウギアだ。スピードに任せ気の赴くままに走るだけ。圧勝あれば大敗もあり素晴らしいスタイルを誇っている。フェブラリーSが終わり次の目標を探していたが、左回りを使いたいということでここに照準を合わせた。世間は無謀な挑戦で、芝で通用するはずが無いと思っているのだろう。別に芝に適性が無かったらそれはそれでいい。ここまで人気が無いならそれぐらいのリスクは当たり前だ。

本命にするには訳がある。今のスプリント戦ぐらいの先行争いなら、ハナを奪える可能性があるのだ。ギャラントアローが逃げると誰もが読んでいるが、この馬はスプリンターとしてはテンがさほど早くない。近走こそ同型&枠順に恵まれて悠々と逃げ戦法を取れたが、速い馬が他にいる場合は早々に逃げをあきらめていた馬だ。トウショウギアは芝経験が無いので無視されているが、芝がダメなのではない。誰にも分からないのである。ショウナンカンプのスピード能力を芝転戦初戦で誰が見抜けただろうか? テンのスピードは経験ではなく天性のものだと個人的には考えている。ダート戦での芝スタートはあまり早くないのは認めねばならないが、隊列が決まりかけてから思いっきり突っかける馬で、気分次第では内枠なので途中でハナを譲ってもらえそうな気がする。逃げて持ち味を生かしきったときのパフォーマンスはご存知のとおりで、真の能力を発揮し小川みたいにブック破りをすればブタレスラー橋本なんぞ楽にひねれる。

問題は適性があるかだが、血統には詳しくないけど、オジジアンってエイシンワシントン出してるじゃん。94年のバクシンオー時代という史上最強スプリント時代を戦い抜いた馬で、ラストランのスプリンターズSは勝ちに等しいレースだった。この血統で、未経験=適性なしで済ませていいものなのか。パフォーマンスを見ていると芝スプリントでスピードを最大限に生かす競馬も合っていそう。また逃げずとも前をいじめてリアルファイトに持ち込んでも面白い。ここまで人気が無いのなら軸に据えて手広く流す。紙面上の印は能力馬へ最大限回した。

真に強い馬が意味不明な低評価は我慢なら無い。昨年もダート馬スリージェムに◎を打ったが、今年こそダートの底力見せてくれ。
 とんでもなく低レベルで混戦模様と見られているが果たしてそうだろうか?
 結論を先に言ってしまえばある程度は自分もそう思っている、しかし少なくとも確かに高レベルではないにしろめちゃくちゃ低レベルという意識もなければ大混戦という意識もそれほど無い。

 昨年のスプリンターズS以降でOP以上の芝1200・1400m戦は福島民友C、スワンS、アンドロメダS、CBC賞、淀短距離、シルクロードS、阪急杯、オーシャンSと8つのレースを数える。
 しかし騙されてはいけない、この中で良馬場で行われたのはアンドロメダS・CBC賞・シルクロードSとたった3レースだけ、ということはその3レースで実績を残した馬を中心に考えていくことが近道ではないか。

 本命は上記3レース中アンドロメダSとシルクロードSに出走し2・1着と最も安定しているタマモホットプレイ、良馬場なら安定した末脚を発揮しているし左回りがどうかだが直線が平坦コースというのは好条件。
 昨秋のセントウルSからこちらは条件が揃っていればキチンと好走していることを考えればスプリンターズS6着というのも地力強化が覗えて心強い。

 本来ならこちらが上位とも思ったのがマルカキセキ、使い詰めが気になり対抗としたがスプリンターズSでデュランダルと0.1秒差の4着なのだから本来なら低レベルとは言わせない不動の本命でもよかったはずだ。
 こちらは上記3レース中ではアンドロメダSとCBC賞に出走、アンドロメダSでは勝利しCBC賞では1番人気で5着だったものの内で包まれては仕方なく敗因もハッキリしている、淀短距離とオーシャンSではいずれも下が堪えたことが敗因と考えれば合点が行く。

 上記3レースでの上位馬で残っているのはカネツテンビー・シンボリグラン・マイネルアルビオンの3頭、カネツテンビーは元々あまり信用していないこともあるがシルクロードSでミソをつけたので脱落。
 シンボリとマイネルをそれぞれ単穴・連下格(印上は★)に据えここまでを買い目の上でも2番手群とした。
 以下紐には3レースで中途半端にやられてしまっている組よりは別路線組のほうが期待できるのではないかということでオレハマッテルゼ・ラインクラフト・プリサイスマシーンあたり、あとはアンドロメダSを2着とタイム差無しの4着の後ダート路線に移ったリミットレスビットを。
 パンチ不足とみて印は回さなかったがコパノフウジンが一応の次点。
みるこ氏の見解 杉本氏の見解
ドバイ見てたら寝過ごしました。まずハーツ、ユートピアオメ!しかし賞金上げた割にメンバーは…どうなんだろう。日本馬の、特にハーツの走り、快挙は素晴らしいがレース名と賞金だけが一人歩きした感も否めない。早く世界最強メンバーでのレースが見たいぞ。

まずラップ構成で34−34で駆けるような馬より33−35で駆ける馬をGTでは重視したい。よって前半34,4通過のシルクロードの結果は無視できる。どっちかと言えばオーシャンSだけど内有利だったから内走った馬にはマイナス補正を加える。

で時計の無いシンボリグラン(グランドロッジだから時計勝負はマイナス濃厚)は評価sageなきゃなんないしシーイズは馬体が激しく増減してる事自体がマイナスで戻ればいいという物じゃないだろう。 好位置直後を内目で脚溜めた馬、前を上手く捌けた馬が勝つという事でサンライズSで33,7ラップを差し込んだマイネルアルビオンに期待。
リミットレスは終い勝負に賭ければマイネルと同じだけの評価したけど柴山と勝春で前を捌ききれる可能性を天秤にかけたら柴山勝ち。マルカは状態がどこまでなのかが不明確なのでヒモ評価とした。

イメージとしてはちょっとHなミルキーっ娘、ではなくてちょっとズブ目な1400馬(差し馬)くらいが来るレースなのでショットガンやラインやウイン、ホットプレイが来てもおかしくは無い。
地元中京で行われる高松宮記念。実は自分とは驚くほど相性が悪い。
ブライアンが参戦してきた時からずっと足を運んでいるが、的中した事があるのはわずか1度。ビリーヴが勝った時のみである。

そんな逆神の自分が予想する馬はリミットレスビッド。
たまたまダートで連勝したが芝でも十分に一線級。その証拠に一昨年のCBC賞では昨年の高松宮記念馬アドマイヤマックスに先着しているし、今回の出走メンバー全てに先着している。その後にちょくちょく先着されているがダートを使ったことによって完全に立て直すことが出来た。SS×NTという高松宮記念血統もこの馬を後押しする。持ちタイムで走ることが出来れば文句なしにVだろう。

そんなリミットレスビッドの一番の強敵は、中京1200mレコードホルダー、シーイズトウショウ…ではなく、前走出負けしたにも関わらず猛烈に追い込んできたシンボリグランだ。同舞台であるCBC賞の昨年の覇者で、1200mでは(2.1.2.0)と複勝率100%の安定感。デムーロvs勝春を中京で再現。

2人気だろうラインクラフトはギリギリまで出走を迷っていただけに食指が動かない。シーイズトウショウは中京1200mレコードホルダーではあるが、最近のレースっぷりが不満。高松宮記念は1.08.0程で走れば勝ち負け出来るはずなので早い持ちタイムは不要。
それならば距離短縮でも面白そうなオレハマッテルゼ、人気薄の中京巧者カネツテンビー、不発弾タマモホットプレイ、鞍上が中京巧者マルカキセキに食指が動く。

前に行く馬は基本的に要らない。前に行って勝ったショウナンカンプ、ビリーヴは近代稀に見る名スプリンター。今回の出走馬の先行勢に前述2頭に肩を並べられる馬がいるようには思えない。
第36回 高松宮記念(GI)推奨馬券
k氏 3連単F ◎→○.▲.△→○.▲.△.× 計 20点
ガスタ氏 3連単F ◎.○→◎.○.▲→◎.○.▲.△ 計 16点
だい氏 3連複F ◎−○.▲−△ 馬連F ◎−○.▲.△ 計 8点
八雲氏 ワイドF ◎−○.▲.△ 計 4点
ワルサ氏 馬連F ◎−○.▲.△.×.★ 計 8点
マッハ氏 3連複F ◎−○.▲.★−▲.△.×.★ 計 15点
みるこ氏 3連単F ◎→○.△→○.△.× 計 6点
杉本氏 馬単F ◎.○→◎.○.▲.△ 3連単F ◎.○→◎.○.▲→△ 計 22点

荒れる重賞ダートハンデ戦@マーチS

平安Sで敗れてしまいフェブラリーSに出走叶わなかったワイルダワンダー。気持ち新たに重賞制覇を誓う。前回の負けは位置取りがすべてで、中山はマクリが利くので得意となる。  漬物石を背負ってたんだハンデ59kgなんぞ屁でもないヒシアトラス。見込まれたという意見も多いが、それだけの能力を持っているからこそ。得意条件で能力全開。  カネヒキリに土をつけた走りはダテじゃないサンライズバッカス。騎手の点で迷走しているが今回は北村騎手に決定。中山コースで末脚を存分に引き出せるかがポイント。  底知れぬ能力で3連勝なるかイブロン。 1800mは能力互角ベラージオ。 ようやく安定性戻りつつあるオーガストバイオ。
2006年3回中山2日( 3月 26日) 11R 第13回 マーチステークス(GIII) サラ系4歳以上1800mダート・右 (国際)(指定) オープンハンデ
8 7 6 5 4 3 2 1
13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
プライドキム オルレアン クワイエットデイ ラッキーブレイク ワイルドワンダー サンライズバッカス オーガストバイオ ベラージオ ヒシアトラス ジンクライシス イサオヒート バアゼルキング イブロン 馬名
牡4 牝5 牡6 牡5 牡4 牡4 牡5 牡7 牡6 牡5 牡8 牡7 牡4 馬齢
勝浦正樹 伊藤直人 吉田豊 大西直宏 後藤浩輝 北村宏司 安藤勝己 蛯名正義 横山典弘 小林淳一 石崎隆之 津村明秀 藤田伸二 騎手
55.0 51.0 55.0 53.0 55.0 57.0 55.0 56.0 59.0 55.0 53.0 51.0 54.0 重量
k
ガスタ
だい
八雲
ワルサ
マッハ
みるこ
杉本
着順 馬番 馬名 単勝 5 510円 枠連 4-8 4,490円 三連単 5-13-6 258,590円
1 5 ヒシアトラス 複勝 5 190円 馬連 5-13 12,280円 ワイド 5-13 3,180円
2 13 プライドキム 13 1,030円 馬単 5-13 19,940円 5-6 1,210円
3 6 ベラージオ 6 480円 三連複 5-6-13 44,760円 6-13 7,280円
マーチS調教診断 byガスター基地氏
調教注目馬
ワイルドワンダー
馬名5段階
評価
コース内容強さ時計
3月22日美浦 坂路・良 南W・良
イサオヒート 坂路 単走(助手) 馬也 50.1-36.9-24.3-12.3
力強い動きであるがフットワークが硬くゴツゴツとしている。その分プラスマイナス0というところ。
オルレアン 坂路 単走(助手) 強め 54.8-40.3-25.9-12.5
抑え気味で終い追われるとスッと伸びた。牝馬の割りに力強い動きで好調アピール。
バアゼルキング 南W 併内(柄崎) 馬也併入 70.0-54.5-40.1-13.2
流しただけで平凡。
ワイルドワンダー 南W 三頭併外(助手) 強め1馬身先着 67.3-52.1-38.1-12.6
コーナーでかなり内の二頭から離れる面白い調教。そのため直線ではかなり後ろから追いかけることになったがパワフルな動きで一気に交わした。調教の動きがガラッと変わってきて一変もある。
イブロン 南W 三頭併外(助手) 強め併入 67.7-52.3-37.8-12.7
馬体の張りが目立ち動きもパワフル。フットワークもしっかりしているし反応も良く登り調子である。
ベラージオ 南W 併内(調教師) 一杯半馬身遅れ 64.9-50.6-37.7-13.3
前半から速い時計でいって最後やや脚色鈍る。一時期の不調期と比べると体の使い方も柔らかく馬体の張り艶も良いが年齢の影響か動きに力強さが足りず強調できる内容ではない。
ヒシアトラス 併外(助手) 一杯1馬身先着 81.8-65.6-51.1-37.5-12.7
ちょっと首が高く追われてからの反応もイマイチ。年をとってズブくなったのか状態が悪いのか、どちらにしても良い動きではない。
3月22日栗東 坂路・良 CW・やや重 DW・やや重 B・重
ラッキーブレイク 坂路 単走(生野) 一杯 52.7-39.4-26.0-12.5
淡々としていて雰囲気は悪くないが、なにか地味。強調できる部分がすくない。
サンライズバッカス 坂路 併せ(助手) 一杯半馬身遅れ 52.6-39.0-26.4-13.6
手応えが終始悪くちょっと最後止まり過ぎで、あまり動かない馬にしてもこれは評価できない。
オーガストバイオ 坂路 単走(助手) 一杯 53.1-39.0-25.9-12.9
動きは地味ながら最後まで諦めずしっかりと伸びた。調教は始めて見た馬なので判断は難しいが少なくとも悪くはなさそう。
だい氏の見解 八雲氏の見解
 フェブラリーS後という事もあって、最一流馬の参戦は無くハンデ戦という事もあって荒れる要素は多くあると思う。

 ◎は1イブロン。ダートでは底を見せておらず、ここも連勝で突き抜けての参戦。こういうタイプはハンデが恵まれハンデ戦では好成績を残すケースが多い。今回この馬も54キロと勝った前走より更に軽い斤量での出走。前走の着差が気になるかもしれないが、良馬場ならもっとパワーを備えた所を見せてくれるだろう。それにしても何が何でもローカルに乗りに行く中舘騎手も凄いが、関西騎手が多く揃う競馬場をなるべく避ける藤田騎手も大したもんだ。

 ○は10ラッキーブレイク。勝ち切れないタイプなだけで準OPは勝ち上がれるレベルにあるだけに斤量は有利過ぎ。気楽に乗れる所もプラスにはたらけば一発魅力充分。

 ▲は5ヒシアトラス。ここでは仁川S組の最先着馬だが、今回と同じ59キロでの2着はやはり圧巻。ただ、昨年がピークな気がするしあれ以上の調子や着順を望むのは酷か。直線で一杯になる可能性も頭に入れておいたほうがいいかも。

 △は相手なりに走る馬といえばの4ジンクライシスと軽量の逃げ残り期待の12オルレアンまで。

 推奨馬券は馬連1−10,5,4,12。
平安Sでも本命にしたベラージオだが、
あのときは一瞬で終了した。
意地でも取り返して欲しい。中山得意だし。
近2走は後ろから行きすぎ、中団あたりから、
差し込んでくる競馬をしてほしいところ。

相手には勢い重視でイブロン、ワイルドワンダー。
あと、いかにもここで、な感じがするジンクライシス。
復調気配はしてる。
ワルサ氏の見解 杉本氏の見解
ドバイから日本馬健闘の知らせが続々舞い込んでいます。26日00:00に書いておりますがダートにおける結果が優秀なことが嬉しい。マーチSのメンバーにもドバイへ行った面々と肩を並べた馬がいます。GTの裏という扱いではなく、来年のドバイへ送り込んでやろうと意気込んで我々ファンも注目しよう。

ダートはリアルファイトなので素直に格を信じればだいだい能力比較は当たっているケースも多い。昨年のJCD→フェブラリーSと高いレベルで争われ、そこで好走経験があれば能力最上位となる。フェブラリーSこそ大敗したがJCDでいいレースを見せた馬がいました。

◎サンライズバッカスだ。唯一カネヒキリに土をつけた馬で、その武蔵野Sの内容だけでもメンバートップタイの能力。それにJCD5着が加わるのだから、残した実績は圧倒的で0.7秒ぐらい他と違ってくる。スタートがへたくそで出足もなく後方からの競馬は避けられそうに無く、低いレベルに付き合う可能性が高いが、中心は揺るがない。問題はフェブラリーSの明確な敗因がつかめないこと。今まで大敗とは無縁だっただけに、無抵抗で12着に敗れたのは腑に落ちない。相手が全部一流馬だから無くは無い結果だが、自分の時計で走れなかったのが謎だ。ヨシトミマジックの一言で片付けるのはあまりに乱暴なので、注意するべきではある。人気が落ち気味なので状態面の不安を相殺して本命し、軸と決めたら勝つ可能性が高いので馬単頭とする。

○には重賞で時計実績を積み上げてきたヒシアトラスを指名。中山1800m」はベスト条件の一つで大崩れが無い。自分の時計をしっかり走りきるタイプなので自信の対抗だ。59kgはオカルトと考えているし、こなしている重量をまた不安視する理由は何一つ無いだろう。

▲ベラージオ 師走Sでタイキエニグマの2着となったレースが評価点。今年はちょっと冴えないが、自分のホームと言える中山1800mに戻れば変わり身があっておかしくない。

あとは○ヒシアトラスと接戦を演じた仁川S組の△クワイエットデイ、オーガストバイオ。前回は出遅れがすべてで底を見せていない△ワイルドワンダーまで手を回せば完璧だろう。

イブロンは重馬場に助けれて1.51.5というのは、判断難しいも平凡なレベルでは無いだろうか? 相手強化のここは壁となる計算。連勝の勢いで超えれそうな楽な相手ではない。ジンクライシスは現状では手を出しにくい。復調の明確なきっかけが出てから買っても遅くは無い。
オルレアンは最近負け続きだが、3歳時にはヒシアトラスに0.1差と迫っていた馬。軽ハンデを活かして一発狙う。
ヒモはヒシアトラス、ベラージオの中山巧者コンビに、成長著しいワイルドワンダー、オーガストバイオを押さえる。

サンライズバッカスは切る。
負け始めたヘネシー産駒はいらんのじゃないか?
第13回 マーチステークス(GIII)推奨馬券
k氏 馬連F ◎−○.▲.△ 計 5点
ガスタ氏 3連単F ◎→○.▲.△→○.▲.△.× 計 9点
だい氏 馬連F ◎−○.▲.△ 計 4点
八雲氏 ワイドF ◎−○.▲.△ 計 3点
ワルサ氏 馬単F ◎→○.▲.△ 計 5点
マッハ氏 3連複F ◎−○.▲−▲.△.×.★ 計 9点
みるこ氏 3連単F ◎→○→▲.△ 計 4点
杉本氏 馬連F ◎−○.▲.△ 3連複F ◎−○.▲.△−○.▲.△ 計 10点
第8期 予想師ランキング(05/9/10〜12/25)
予想師名 回収率 的中率
カタストロフィ 1949.4 1.7
コスモ 380.4 25.0
k 200.4 16.7
ガスター基地 132.7 18.8
だい 84.0 32.3
八雲 69.0 19.6
ワルサー 54.8 11.1
マッハラジャー 50.4 4.2
大穴モナー 44.4 15.1
みるこデムウロ 30.3 1.6
大学生馬券師 21.3 5.2
杉本 18.7 8.0
総回収金額(的中R数)÷総投資金額(予想R数)×100=総合A
総合A 385.9 12.3
(A氏回収率(的中率)+B氏〃+・・・)÷予想人数=総合B
総合B 253.0 13.3
第9期 予想師ランキング(06/1/5〜3/26)
予想師名 回収率 的中率
k 105.6 12.2
八雲 83.3 17.8
マッハラジャー 92.7 11.9
ワルサー 61.1 19.2
ガスター基地 55.3 15.6
大穴モナー 63.5 12.2
杉本 49.2 9.6
大学生馬券師 49.9 8.3
コスモ 31.6 5.6
だい 27.2 21.2
カタス 0.0 0.0
みるこ 0.0 0.0
総回収金額(的中R数)÷総投資金額(予想R数)×100=総合A
総合A 49.2 11.2
(A氏回収率(的中率)+B氏〃+・・・)÷予想人数=総合B
総合B 51.6 11.1
先週的中者一覧
マッハラジャー 日経賞 3連複8980円
だい 日経賞 馬連1220円
先先週的中者一覧
ガスター基地 スプリングS 3連単8390円 (◎▲○で見事的中!!!)
大穴モナー 阪神大章典 3連単3290円
杉本 阪神大章典 3連単3290円 馬単920円 集計ミスってすみません
ワルサー 阪神大章典 馬連860円
だい スプリングS 馬連670円 若葉S 馬連170円 阪神大章典 単勝110円
100万馬券記念
カタストロフィ 毎日王冠 3連単1479620円 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
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