初代女王の栄冠は誰の手に?マイル女王決定戦@ヴィクトリアマイル

マイル変則2冠を達成したラインクラフトが初代女王として歴史に名を刻む。今年も充実振りが光り、高松宮記念では惜しい2着→牝馬限定の阪神牝馬では完勝とケチのつけようがない。もはやこの馬のために作られたGTと言っても過言ではないだろう。舞台が整った今、己が能力を見せるだけだ。  良血天才少女ダンスインザムードだって黙ってはいない。男馬相手のGTで勝ち負けするほどの器で、実績は文句なくNO1だ。良血に似つかないレースが続いたが、昨年暮れからムラな面が解消されつつある。今こそ真の力を見せるとき。  ラインのライバル、エアメサイアが短距離で再度果敢に挑戦する。前回の対決では距離適性の差がモロに出た印象で完敗を喫した。しかし今回は距離が伸び、直線伸びる東京コースと前進する要素は十分だ。武豊は先週に続き奇襲を見せる。  ついに復活した2歳女王ヤマニンシュクル。秋華賞ではかのスイープトウショウを最後まで苦しめた経験がある。中山牝馬Sでひさびさの勝利を飾り弾みはついた。  記念すべき第1回ヴィクトリアマイル栄冠に輝くのはどの馬か。
2006年2回東京8日( 5月 14日) 11R 第1回 ヴィクトリアマイル(GI) サラ系4歳以上1600m芝・左 (国際)牝(指定) オープン定量
8 7 6 5 4 3 2 1
18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
エアメサイア アズマサンダース ヤマニンアラバスタ デアリングハート チアフルスマイル ディアデラノビア ショウナンパントル ロフティーエイム ヤマニンシュクル レクレドール オーゴンサンデー アグネスラズベリ ラインクラフト コスモマーベラス スナークスズラン ジェダイト マイネサマンサ ダンスインザムード 馬名
牝4 牝5 牝5 牝4 牝6 牝4 牝4 牝4 牝5 牝5 牝7 牝5 牝4 牝4 牝7 牝4 牝6 牝5 馬齢
武豊 藤岡佑介 江田照男 藤田伸二 横山典弘 岩田康誠 吉田豊 安藤勝己 四位洋文 蛯名正義 後藤浩輝 本田優 福永祐一 柴田善臣 田中勝春 佐藤哲三 森下博 北村宏司 騎手
55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 重量
八雲
k
大モナ
マッハ
ワルサ
大学生
杉本
ガスタ
だい
カタス
みるこ
着順 馬番 馬名 単勝 1 390円 枠連 1-8 760円 三連単 1-18-13 11,650円
1 1 ダンスインザムード 複勝 1 150円 馬連 1-18 1,000円 ワイド 1-18 410円
2 18 エアメサイア 18 170円 馬単 1-18 1,860円 1-13 500円
3 13 ディアデラノビア 13 230円 三連複 1-13-18 2,770円 13-18 740円
ヴィクトリアマイル調教診断 byガスター基地氏
調教注目馬
ヤマニンアラバスタ ダンスインザムード
馬名5段階
評価
コース内容強さ時計
5月10日美浦 坂路・重 南W・重 南D・重
オーゴンサンデー 坂路 単走(助手) 馬也 51.5-36.7-24.1-12.1
特に変わったところはなくいつも通りキビキビとした動きで伸びは良い。
ロフティーエイム 南W 併内(助手) 馬也併入 66.5-50.5-36.8-12.7
取り立てて目立つ動きではないものの、フットワークはスムーズだし余裕のある動き。地味だが好感の持てる内容。
スナークスズラン 南W 単走(助手) 強め 66.0-51.3-37.6-12.8
相変わらず手前を替えず同じペースでスーッと駆け抜ける。さほど大きな変化は見られず、出来維持といったところ。
ショウナンパントル 南W 単走(助手) 強め 66.0-51.8-37.8-12.5
今回坂路からコースに追い切りを変更。埒沿いを単走と大久保厩舎の牝馬のパターン。馬体は絞れて来ているが逆に細く見えるしフットワークも体を使えておらず迫力がない。良化はさほど伺えない。
ヤマニンアラバスタ 南D 単走(江田照) 馬也 70.1-54.8-40.3-12.7
相変わらずコーナーから立ち上がりにかけて内にモタれる癖を見せたが今回はだいぶマシに。直線でもほぼ真っ直ぐ走れていた。軽快なフットワークで不調時の硬さは感じられず馬体の張りもしっかりしている。気合の乗りも良くキレのある動きで状態は完璧と言っていい。
ダンスインザムード 南W 三頭併内(北村宏) 馬也併入 66.5-51.6-37.8-12.4
前走と同じくウッドで追い切り。まず目に付いたのは前駆のフットワークの硬さが抜けているところ。非常に自然な脚捌きになっていて無駄がない。少しかかり気味だが抑えはしっかりと効いていてちょうど良いくらい。手綱を緩められるとスーッと前に並んだところでまた手綱を抑えられ併走のまま入線。馬体の張りも文句なくこれというケチの付け所がない調教の内容。上昇度は高い。
5月10日栗東 坂路・良 CW・やや重 DW・良 B・やや重
ヤマニンシュクル 坂路 単走(助手) 一杯 53.3-38.2-24.9-12.3
牝馬らしくないゆったりとしたフォーム。かなり後ろから追走していたが終い追われるとグイグイ伸びて最後は並ぶところまで。非常にダイナミックな動きで出来は良い。ラップの推移も理想的。
エアメサイア 坂路 併せ(助手) 強め3馬身先着 51.5-37.7-25.3-12.9
テンポのよいフットワークで楽々と走っている。馬体から受ける印象はよい。ただ少し後肢の蹴りが弱いところが気になる。
アズマサンダース 坂路 併せ(千田) 馬也1馬身先着 52.2-38.6-25.6-13.0
安定感のあるフットワークでスイスイと。手前を替えてから馬也でももう少し伸びるかなと思ったけど思ったより伸びず。十分力の出せる出来にはあるが。
コスモマーベラス 坂路 単走(助手) 強め 55.0-38.3-24.6-12.2
ピョンピョンとバッタが飛び跳ねるような動き。終いの時計は速いがイマイチ迫力を感じない。左右にフラフラしているのが原因か。首の使い方とか前に比べるとだいぶよくなってきてはいるが。
ディアデラノビア 坂路 単走(助手) 強め 51.1-37.7-25.3-12.8
最近角居厩舎の馬で最終追い切りを坂路の単走ってのが増えたような、橋口厩舎の逆バージョン?小柄な割りに動きには力強さがある。しかしちょっと首が高くそれに伴って重心も高い。あんまり高い評価は出来ず。
レクレドール DW 単走(助手) 一杯 80.4-64.2-50.5-38.5-12.4
しっかり体全体を使えていて肢捌きもこの馬らしくない軽快さなんだけど、どこか走りにくそうにしている。悪くはないけど違和感のある動き。
デアリングハート CW 併内(藤田) 一杯2馬身先着 83.8-67.6-53.3-39.6-11.9
外を向いていて追われるまではイマイチだが、追われてからはこの馬らしい回転の速いフットワークで一気に弾けた。一叩きされて上昇は間違いない。まだ少し太めにも見えるが輸送を考えるとちょうど良さそう。
マイネサマンサ CW 単走(助手) 強め 66.5-50.8-37.2-12.0
かなりスッキリした馬体で仕上がりは良さそう。この馬のゴツゴツしたフットワークはなりを潜めて非常に滑らかなフットワーク。ちょっと馬が変わったかなという印象を受ける。休み明けの変わり身があるかも。
ラインクラフト 単走(西谷) 馬也 63.5-48.8-35.8-11.1
バネが効いている動きで手前を替えなかったのは気になるがなかなか良い。ただちょっとテンションが高く輸送が大丈夫かと心配してしまう。馬体もギリギリで当日減りすぎているとまずいかも。パドック要注意。
ジェダイト DW 単走(高橋康) 強め 79.6-63.8-50.7-38.5-12.9
前半から飛ばして終いは脚があがったので無理はさせず。ちょっと良いところを見つけるのが難しいといった感じで評価は低い。
アグネスラズベリ 単走(助手) 馬也 82.1-66.2-51.5-38.1-11.7
終いで手前を戻してしまったのはマイナス。時計の出るコースにしては遅い時計。馬体の張り艶は良く体調も良さそうで勢いは感じるがここではどうか。
チアフルスマイル DW 単走(助手) 強め 80.9-64.8-50.8-37.7-11.8
自然で牝馬らしい軽いフットワーク。追われてからの反応もまずまずで、特に悪いところはない。
八雲氏の見解 k氏の見解
ここはなんかエアメサイア臭い。
一番複勝圏内に来る確率が高そう。
鞍上がどういう風に乗るかわからないが、
長くいい脚を使って差しきる絵が浮かびます。

相手候補はまずダンスインザムード。
不調期を脱し、精神的なもろさも解消されつつあるか。
もう2年も勝っていないが、状態はかなり良さそうで、
久々の勝利ありそう。

人気薄からはデアリングハートが匂う。
能力は上位と遜色なし、一つ叩いて上昇しているならば、
好勝負してもなんら不思議ない。

4連勝で勢いづくアグネスラズベリも注意が必要。
末は斬れるし、まとめて差しきる可能性も。
まぁ今まで散々方々で春の牝馬路線の整備は言われてきた事で、僕も昨年のマーメイドSの折に「マーメイドSをGUに格上げ、春・牝馬路線の集大成をしろ」と書いたけど、JRAのとった選択は「東京・マイル“GT”」なわけで。距離はマイルでもいいとしてGTの格付けには賛成できない。なぜなら牝馬のトップマイラーが安田記念への参戦に二の足を踏むからだ。今年はいきなりその弊害がでてる。

ダンスインザムード・ラインクラフトは実力・実績的にも安田記念に行くべきだと思う。しかしこれら実力馬の馬主は実利を取って今後もヴィクトリアMを選択するだろう。しかしそれは仕方ない。馬主に責任はない、JRAの興行的な問題なのだから。僕たちファンはGTが新設されたことを喜ぶ前に、ノースフライトが生まれなくなったことを悲しまなければならない。

ま、この新設GTに対する個人的な意見はこのくらいでレース見解を。
というか、3頭+α(2頭)立て。ライン、ダンス、エアの三頭でほぼ決まりかと。あとは物凄いスローペースになった時のディアとアラバスタの差し。ただこの2頭が差し込んでくるような流れになるとそれこそ他馬にもチャンスが出て、ワケワカラン♪ようになるし、メンバーを見渡しても前に行くのがマイネサマンサ、デアリングハートくらいではそんなスローにはならないと思う。5F、58.0〜58.7くらいか。やはり上位3頭で順当に決まると思う。

◎はラインクラフト。先週のフサイチリシャールよりもずっと抜けて、しかも乗りやすいこの枠。負けたら福永騎手には騎手廃業をお薦めします。昨日の雨で時計が掛かり出しているが今日はもう雨が降らないらしいので勝ち時計は1.33.0〜1.33.5を想定。ラインの5F通過が58.5とすると最も早い時計でも34.5でまとめるとラクに計時できる時計、死角はない。○ダンスも昨年のマイルCSからも◎と同等の評価。▲エアメサイアは大外に入ったのはいただけないが、スタート後、一気に前につけるか、最後方まで下げて直線内を突くか、どっちかの乗り方になると思う。面白いのは当然前者。後者の乗り方ではそれこそ3着までしかないがうまく前につければあっと言わせるシーンも。
大モナ氏の見解 マッハ氏の見解
 積極的に逃げたい馬がいないのでペースが落ち着きそうだが、12・14と使ってきたラインクラフトが緩い流れに我慢ができるのかが問題。
 いずれにせよラインを見て競馬ができるエアメサイヤ有利と判断した。ダンスインザムードは天皇賞の好走はいずれも超スロー競馬。去年のマイルCS4着はまあ立派だが前述の二頭には少し劣ると思う。
 ヤマニンシュクルは長い直線コースがどうか。中山・阪神で決め手を生かす競馬のほうが合っていそう。それならヤマニンアラバスタの追い込みのほうを買ってみたい。
 大穴チアフルスマイル。谷川岳では一頭だけ違う脚色を見せた。意外に人気になっていないので、糊の腕込みで推してみる★
 すんません、時間が無いのでこれで。
 考えたのはエアメサイアとラインクラフトとの後先のみ、過去の対戦成績だけで考えるなら1600mではラインが勝ち2000mではメサイアが勝っている。
 が、今回はあえて異を唱えてみる、福永JKの不調もあるが元来この時期の東京コース短距離戦(というか京王杯SC)は外枠有利の傾向が強い、またライン自身はまだ重馬場に対する適性も不明確でそれ程前が速くなりそうにない面子とはいえ今回付け入る隙が無いとは言えない。

 紐はほぼ人気上位組だがダンムーはこの期に及んで北村JKで本番というのもけったくそ悪いので切りで。
ワルサ氏の見解 大学生氏の見解
今週のGallopに面白いコーナーがあった。ヴィクトリアマイルに馬を出走させる厩舎関係者に『人間の女性で例えるとどんなタイプ?』という質問だ。馬を人間に例えるって、結構無茶な質問なんだけど答えを聞いてみてビックリ、うんうんと同意しちゃったよ。

ラインクラフト・・・上戸彩ちゃん
ダンスインザムード・・・神田うの

これ見事に当たってる気がする。ボクがラインクラフトを好きになったのもわかるがな。国民的美少女コンテスト特別賞→3年B組でメイン生徒役→CM最多契約数と、もうトントン拍子の大活躍。日本で1番かわいいし、演技させようが、歌わせようが、大崩れなく幅広い世代から人気を得ている。まさにラインクラフト=上戸彩じゃん〜関係者はわかっているなぁ。

ボクがダンスインザムードを嫌いになったのもわかるがな。神田うのもティーン雑誌モデル→石井GETだぜ!→サッチービンタGETだぜ!→社長をいろいろGETだぜ!という破天荒ぶり。テレビではムカつき度NO1のキャラでも、今現在まで一線級で活躍している。両親共にエリートという良血で、抜群のスタイルを誇っているのも同性からの人気の一因か。(一度生で見てみ。悔しいが本当にきれいだお) まさにダンスインザムード=神田うのじゃん・・・関係者は本当にわかっているなぁ。

タイプは違えど、どちらも能力は一級品でほとんど互角。男馬相手のGTマイルCSで3着ラインクラフト、4着ダンスインザムードと上位に食い込み、この2頭のタイム差はゼロ。両者ともこれが最高時計となるだけに、能力面だけでは優劣はつけにくい。この2強の他の要素を比較検討して、軸を決定しよう。

1、展開面
フルゲート18頭ながら、何が何でもという逃げ馬は不在。内枠から京都牝馬Sでも押し出されたマイネサマンサなどが、消極的に逃げて隊列が形成されると思われるので、スローペース濃厚と言える。いわゆる牝馬限定超スローになったら、そういう競馬専門のアラバスタ・サマンサ・デラデラ・アズマサンなど、微妙な人気どころまでが圏内に突入してきてしまい全く予想にならないだろう。節度を持ったスローを想定すると、ダンスインザムードがやや有利か。一昨年のマイルCS2着の実績がモノを言う。ただラインも経験が無いだけとも言えるので、一概にダンス絶対上位とも判断できない。

2、馬場状態
土日またいで雨が降るみたいなので、高速気味の東京といえど時計が掛かる重馬場以上を想定しておくべきか。ラインクラフトは今まですべて良馬場を走っていて、時計が掛かる馬場の経験も阪神ぐらいでは、重適性なんてまったくわからない。一方のダンスインザムードはフラワーCで重馬場1着実績があり、一昨年の天皇賞や、この前のマイラーズCなどこなした経験があるのでやや有利。しかし展開面同様にラインクラフトは経験不足なのでダンス絶対上位とも判断できない。

3、レース条件
ラインクラフトはNHKマイルCで今回のようなレースを勝利していて、まったく問題は無さそう。当時はインベタで勝利したがこの枠順なら同じような競馬が期待できる。対するダンスインザムードも、勝ち鞍こそ無いものの、一昨年の天皇賞のようにインを回ってくるようだと、他場と比べても遜色ない。この点はライン若干有利も明確な差は無い。

以上の点は結局、判断材料として決定的なものではないことがわかった。やはり最大の違い安定性を重視して◎ラインクラフトを上位とする。○ダンスインザムードはやはり信頼するには不安があるよ。昨年は京王杯からぶっ飛び続け、ほとんど自分の競馬をしてくれなかった。最近は復活の兆しを見せ、安定したパフォーマンスを発揮しつつあるが、相手関係上すべて自分が格下での内容。自信が主役となり、他馬からマークされ勝ちきるという競馬ではなく、そのような競馬ではオークス→秋華賞と惨敗した。その点ラインクラフトは大崩れなく、いろんな距離、コースで安定した成績を収めている。軸としては雲泥の差だろう。初代ヴィクトリアマイルの栄冠に輝くのはラインクラフトだ。

▲ヤマニンシュクル 秋華賞2着は素晴らしい時計。長期休養を叩かれて本来の力を取り戻しつつあるのなら、距離が短くてもしっかり評価すべきだろう。先週のような外死亡馬場だったら厳しいだろうし、スローになっても良い事は無いが、一つ運がかみ合えばチャンスが出てくる。

△エアメサイア 前回の競馬で短距離ではラインクラフトに敵いそうも無い事がわかった。大外枠を引きユタカが特に何もできないので、溜め殺すのが濃厚だろう。一か八かをすれば勝てる確率も出てくる反面、評価点の安定性をエリ女のようにぶちこわされる心配もある。ヒモという観点では見極めたい1頭ではあるが、ちょっと判断し辛く評価保留という決断だ。

△デアリングハート イレコミが緩和され、真面目に走れれば上位陣とほとんど差は無いのだが・・・とにかくパドックと返し馬には注意しておきたい。もし悪くないようなら、ここまで人気落ちていることだし買うべきだ。

△チアフルスマイル 意外にも前走の谷川岳Sは、ローカルながらレベル高めの決着となった。もともとクイーンS3着で能力を見せており、ここに来て良くなったようだ。マイルという距離は比較的苦手の部類となるのだが、今のデキなら勝ち負けに加わる可能性だってある。

さて賛否両論あった春の牝馬限定GTどんなレースとなるでしょうか。関係者は肯定的な意見が多数、一方の評論家は否定的な意見が多数。何にせよ女の戦いの熱さが見られることを期待しましょう。
 イン圧倒的有利なインチキ馬場確定なので1枠1番ダンスインザムード北村の内ラチコンビが勝つ。良馬場なら府中適性の無いこの馬はバッサリ切る予定だったがそんなの関係ない。
 相手はインを通れる馬だけ。エアメサイアは8枠だからイン通れないと思ってる人は03年安田記念を思い出してみてください。
 逃げ馬不在なので1200、1400でテンを33秒台で走ってきたラインクラフトは、控えようとするなら間違いなく引っかかる。かといって逃げて暮れの失敗をもう1回やるわけにもいかず、かなり苦しいレースになるだろう。もっと言えば、そもそもこういうローテを取るってことはビクトリアマイルを本気で取りにきてないわけで、その点でも評価したくない。前走だって、次に府中マイルのG1を使うって決めてるのにあんな乗り方したわけでしょ。ここで買っちゃいけない馬だと思う。そこそこ自信の消し。
 ヤマニンアラバスタは外差しが利く馬場なら本命打つ予定だったが、この馬場ではビタ一文買う気にならない。
だい氏の見解 カタス氏の見解
 新設されたG1なので、どういう傾向で進むのかはわからない。昨年行われたとすれば、スティル、アドグル、スイープの差し合いに逃げるハルカ、エルシエーロ等の伏兵陣…という少し展開を考える様相なのかもしれないが、今年はスピードで圧倒する6ラインクラフトがいる為、軸は不動な気がする。

 ◎は6ラインクラフト。東京の1600m戦は長い所有利な間隔だが、昨秋の秋華賞でも同世代ではあるが、18エアメサイア以外は寄せ付けないレースっぷりをしていた。短距離路線でも、本来なら牝馬といえば斬れで太刀打ちするところを持ち前のスピードで好勝負を演じてきたのだから、少しレベルが違うのではとも思う。飛ばし過ぎなければ、結果残っている事が必然だと思う。

 ○は18エアメサイア。武豊騎手が1ダンスインザムードよりこちらを選んだので期待。何より直線長い東京コース、距離延長が魅力。見せ場無しという展開にはならないと思う。

 ▲で荒削りだが末脚に魅力のある13ディアデラノビアと、△には横山典に乗り替わって魅力の14チアフルスマイル、東京コースでこその8オーゴンサンデーまで狙う。

 推奨馬券は馬単6→18、三連単6→18→(13,14,8)。

 1ダンスインザムードは、復活したのは間違い無いだろうが、G1で人気馬に北村宏騎手がまともに乗れるのかどうか。直線長く6ラインクラフトにつくにも後方を警戒するにも難しい気がする。
デアリングはマイル戦に強くて近走は馬場と距離が微妙に合わなかったと思う。東京で雨降って内とおる藤田でそんなに早くなりそうもない今回なら勝負になる。
ロフティーはサンデーミドルタイプだが距離短縮が向きそう。もともとサンデーはヘイロー系でもあるので距離短縮で穴あけるケースも少なくない
みるこ氏の見解  
ダンスインザムードというか藤澤の馬というのは綺麗なレースをしすぎるように思う。
勝つ時は鮮やかでも負ける時はまるでだらしない。
ダンスの好走するレースはいつも縦長気味のレース。団子状態や周りに馬がいる、特に外から被せられるレースをした時は結構脆い…気がする。精神的タフさが欠けてるんだろう。
よって理想的と思われる最内枠もダンスには諸刃の剣であると言える。特に暴走娘マイネサマンサが隣にいる事で気持ちが乱されて競馬にならないなんてシーンもあるのじゃないかな。
人気を考えれば消しという結論だ。

本命はディアデラノビア。ただしこの馬は岩田には合わないだろう。ハミに対して敏感な馬なので強い当たりで鼓舞する追い方の岩田は合わない。というか脚を溜めて一瞬の脚で勝負するタイプの馬全般にこの追い方は合わないと思う。そういう馬には綺麗に乗って邪魔をせずトップスピードを維持してやれる武がやはり一番。とか何とか言いながら本命なのはエアメサイアに対して距離適性で勝るのと福永ラインに全幅の信頼が置けないから。後シュクルは条件はベストだろうがもう少し馬場状態がイーブンで無ければ四位は買いにくい。

前残り京都とコース形態が合わない中山、阪神マイルで勝ちきれなかったが府中なら問題無く全能力を発揮できる。今回使用するハミを返るらしいから伸るか反るかで本命つけた。

対抗とかいうか他で勝つとしたらラインクラフト。この条件で体調以外の理由で負けたら言い訳がつかんでしょう。

連下筆頭はエアメサイア、一瞬の脚タイプじゃなくてジリジリ伸びるイメージなので府中は向く。ある程度前目の位置で競馬してほしい。

3着には前で競馬できるデアリングハートとダンス、マイネ、ラインと前に行く事でスタート後内にポケットができると踏んでそこに飛び込めそうなジェダイトとスナークスズランを選んでみました。
 
第1回 ヴィクトリアマイル(GI)推奨馬券
八雲氏 ワイドF ◎−○.▲.△ 計 3点
k氏 3連単F ◎.○.▲→◎.○.▲→◎.○.▲ 計 6点
大モナ氏 3連単F ◎→○.★→○.△.★ 計 8点
マッハ氏 3連単F ◎→○→△.× 計 4点
ワルサ氏 馬単F ◎→○.▲.△ 計 5点
大学生氏 馬単F ◎→○.▲.△ 計 4点
杉本氏 馬連F ◎−○.▲.△ 計 3点
ガスタ氏 3連複F ◎−○−▲.△.× 3連複F ◎−▲−△.× 計 11点
だい氏 馬単 ◎→○ 3連単F ◎→○→▲.△ 計 4点
カタス氏 3連単F ◎.▲→◎.○.△→○.▲.△.× 計 13点
みるこ氏 3連単F ◎.▲→◎.○.▲→◎.○.▲.△ 計 16点

強い関西馬はこの地で鍛えられます@栗東S

善戦続きのミリオンベルが今度こその勝利を誓う。歯がゆい競馬は安定性の裏返し。相手関係から今回はチャンスだろう。  ダートで花開いたシルヴァーゼット。今回も逃げる競馬が叶いそうで自慢の粘り脚を最大限発揮する。  ドバイで日の丸を背負い健闘したアグネスジェダイ。経験はここで生かされる。
2006年3回京都8日( 5月 14日) 11R 栗東ステークス サラ系4歳以上1200mダート・右 (混合)[指定] オープンハンデ
8 7 6 5 4 3 2 1
16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
タイキジリオン キーンランドスワン マサアンビション ステンカラージン サンライズキング トシザボス ハシルジョウオー エーピーフラッシュ ミリオンベル シルヴァーゼット アグネスジェダイ メイショウムネノリ リンガスローレル サイモンセッズ サクラビジェイ テンケイ 馬名
牡6 牡7 牡7 牡5 牡7 牡8 牝5 牡6 牝5 牡5 牡4 牡5 牝7 牡7 牡4 牡8 馬齢
秋山真一郎 小牧太 小池隆生 川田将雅 幸英明 上村洋行 生野賢一 古川吉洋 太宰啓介 池添謙一 G.ボス 武幸四郎 角田晃一 渡辺薫彦 石橋守 高井彰大 騎手
55.0 57.5 52.0 53.0 56.0 52.0 50.0 54.0 53.0 56.5 57.0 56.0 53.0 54.0 52.0 49.0 重量
八雲
k
大モナ
マッハ
ワルサ
大学生
ガスタ
だい
カタス
みるこ
着順 馬番 馬名 単勝 2 860円 枠連 1-7 4,570円 三連単 2-13-9 1,229,010円
1 2 サクラビジェイ 複勝 2 370円 馬連 2-13 5,030円 ワイド 2-13 1,550円
2 13 ステンカラージン 13 320円 馬単 2-13 6,340円 2-9 14,640円
3 9 エーピーフラッシュ 9 2,730円 三連複 2-9-13 259,030円 9-13 17,990円
k氏の見解 ワルサ氏の見解
東京では新設GTが開催されて華やかだがこちらはダート1200のハンデ戦。地味だ・・・
しかし馬券的には超面白い、勝負レース。とりあえず京都ダートはもう逃げ馬、これしかない。しかも昨日からの雨で前はますます止まらない。逃げ馬ばっかり買おう。

ダート実績がほとんどないキーンランドスワンの参戦で◎シルヴァーゼットのハンデは恵量としか言いようのない56.5。枠も絶好で相手も軽い、時計勝負も望むところ。これを負かすとなればこちらも実績から言えばハンデが軽いサンライズキングをおいてはいない。この2頭の馬単裏表とあとはハンデ戦らしく軽ハンデの逃げ馬を押さえる、特にハシルジョウオーは調教が動いているので大駆けも。ミリオンベルは脚質もそうだが鞍上も嫌って。来るかもしれないが不発も十分。そんな馬こんな人気では買いたくない。
昨日はプールと化し逃げ馬が止まらない馬場コンディションとなった京都ダートコース。日曜は晴れる予報が出ているので、水が浮くような馬場ではないだろうが、回復には手間取りそうな気がする。もともと超高速京都は前が止まらないレースが続いていたので、とにかく前の馬を買っていかないとダメなんじゃないかな。

ハナを取るのは有力のシルヴァーゼットと思われるが、簡単に逃げてしまえれば勝ち負け必至だろう。ただその逃げるというのがこの馬にはちょっと難しい気がする。ダートに転戦してから1200mでは素晴らしいテンのスピードを見せているが、すべて中山の芝スタートでのものだ。それに加え強力に競りかける同型もいなかった。ハナに立てないとパフォーマンスダウン(距離が原因という考えもある)する傾向が顕著に見受けられ、不安は拭いきれない。▲まで。

軸選びという点ではミリオンベルで問題ないという意見は当たっていると思う。抜群の安定性を誇りダートでの連対率は80%をキープ。時計も実績についてきはじめており、相手関係から能力的にも信頼できる馬だと思う。しかしながら、今年に入って3着→3着という成績が、連勝馬券を主体とする僕にとっては少々不満が残る。単勝よりも連勝馬券が異常に売れる典型的な馬なので、あまり妙味がないのもまた事実。評価は○に留める。

◎は一番強くておいしいサンライズキング。昨年のプロキオンS2着がメンバー最高の時計となる。1200mも昨年このレースを2着しているので問題とはならない。得意の京都コースに加え、馬場が悪化した高速決着は大歓迎だ。休み明けできっちり仕上がってさえいれば、ここでは格が一つ違う存在である。それなのに人気の上で軽視されているのであれば狙っていくべきでしょう。
だい氏の見解 みるこ氏の見解
 すんなり前に行った組で決まって欲しい。

 ◎は7シルヴァーゼット。ダートに変わってからは重賞でも通用する走りをしており、裏開催のハンデ戦位なら抜けた存在。短距離での競馬でしっかり池添騎手をキープしているし、スピード活かして決まると見る。

 ○は8ミリオンベル。成績は安定したもので、ダート短距離OPの常連。騎手に若干不安はあるものの、OPでは常に上位…なのに斤量53は変わらず出走できるのだから黙って買うべき。

 ▲は2サクラビジェイ。前走はOPに小島太一騎乗で4着は立派。ここは皐月賞ジョッキー石橋守をかりて前目での競馬を。

 △は10ハシルジョウオー。斤量の関係でか乗り替わってはいるが、前走は準OPながら好タイムを作り出しているのに50キロはチャンスと見た。人気がなかろうが強気に逃げて期待。

 推奨馬券は馬連7−8,2,10。
ステンカラージン辺りを筆頭に結構前に行きたい馬が揃った。
シルヴァーゼットの出方も難しく初めて1200で絡まれる展開で意外に厳しいレースになるのでは。
なら好位置で見れるミリオンベルの方が安心して見てられそう。スピードタイプで時計の出る京都は合うだろうし斤量も悪くない。
内枠を引いたのでサイモンセッズが再度穴。前が捌ければ時計勝負は問題無い。
休み明けリンガスローレルが凄まじく人気が無いのでちょっと買いたいかな。
栗東ステークス推奨馬券
八雲氏 ワイドF ◎−○.▲ 計 2点
k氏 馬単F ◎→○.▲.△ 馬単F ○.▲→◎ 馬単F ▲→○ 計 6点
大モナ氏 ワイドF ◎−○.△ 計 3点
マッハ氏 3連複F ◎−○.▲−▲.△.×.★ 計 9点
ワルサ氏 馬連F ◎−○.▲.△ 計 4点
大学生氏 馬連F ◎−○.▲ 計 2点
ガスタ氏 3連複F ◎−○.▲−○.▲.△.× 計 11点
だい氏 馬連F ◎−○.▲.△ 計 3点
カタス氏 3連単F ◎.▲→◎.○.△→○.▲.△.× 計 13点
みるこ氏 3連単F ◎→○.△→○.△.× 計 4点
第9期 予想師ランキング(06/1/5〜4/16)
予想師名 回収率 的中率
八雲 102.4 22.8
k 85.9 11.5
大穴モナー 72.8 11.8
マッハラジャー 69.4 9.6
ワルサー 60.9 20.3
大学生馬券師 49.9 8.3
杉本 40.1 8.1
ガスター基地 39.5 12.2
だい 27.7 22.6
コスモ 27.2 4.8
カタストロフィ 0.0 0.0
みるこデムウロ 0.0 0.0
総回収金額(的中R数)÷総投資金額(予想R数)×100=総合A
総合A 43.8 11.3
(A氏回収率(的中率)+B氏〃+・・・)÷予想人数=総合B
総合B 48.0 11.0
第10期 予想師ランキング(06/4/23〜)
予想師名 回収率 的中率
マッハラジャー 305.3 23.5
ワルサー 131.6 17.6
k 83.2 17.6
ガスター基地 67.2 10.0
八雲 60.3 36.4
杉本 44.5 20.0
大学生馬券師 33.8 5.9
だい 9.2 5.9
総回収金額(的中R数)÷総投資金額(予想R数)×100=総合A
総合A 72.0 11.2
(A氏回収率(的中率)+B氏〃+・・・)÷予想人数=総合B
総合B 61.3 11.4
先週的中者一覧
八雲 京王杯SC ワイド710円 ヴィクトリアマイル ワイド410円 朱雀S ワイド390円 (土曜両メイン的中)
大学生馬券師 ヴィクトリアマイル 馬単1860円
マッハラジャー 京王杯SC 3連複3560円
ガスター基地 京王杯SC 3連複3560円
ワルサー 京王杯SC 馬連2020円
先先週的中者一覧
k プリンシパルS 馬連1510円
ワルサー プリンシパルS 馬連1510円
100万馬券記念
カタストロフィ 毎日王冠 3連単1479620円 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
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