2007GT開幕戦は砂を駆ける馬たちの熱き戦い@フェブラリーS

ブルーコンコルドが中央GTに手をかける。さえない芝馬からダート短距離最強となり、昨年は統一GTを3つ勝ち取ってついに頂点に登りつめた。距離の不安を解消した今、主役として堂々中央のGTタイトルへ。  10度目の正直を信じてシーキングザダイヤ。シルバーコレクターと称された馬は数多くいるが、日本競馬史上最2着馬に違いない。勝ちきれずともファンは勝利を願い単勝買っているぞ。その悲願達成したい。  僕の居るべき場所はここだったメイショウトウコン。ダートを試して急上昇し平安Sで3連勝を決めた。すでに5歳ではあるが、ダート最強世代最後の大物闘魂注入だ。  サンライズバッカス勝利の美酒はいかが。武蔵野S2着、平安S2着と安定して能力は出せるようになっていて完全復活といっていいだろう。壁となっているGTだがこの相手はチャンス。  安定性は本物シーキングザベスト。 JCDの脚は本物フィールドルージュ。 地方の雄アジュディミツオーいんちきコースの不利を跳ね返せ。
2007年 2月18日(日) 1回東京8日 11R 第24回 フェブラリーS(GI) サラ系4歳以上 オープン (国際)(指定) 定量1600m ダート・左
8 7 6 5 4 3 2 1
16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
トーセンシャナオー ビッググラス メイショウバトラー ダイワバンディット サンライズバッカス オレハマッテルゼ シーキングザベスト リミットレスビッド フィールドルージュ ブルーコンコルド メイショウトウコン カフェオリンポス シーキングザダイヤ タガノサイクロン アジュディミツオー サカラート 馬名
牡4 牡6 牝7 牡6 牡5 牡7 牡6 牡8 牡5 牡7 牡5 牡6 牡6 牡4 牡6 牡7 馬齢
横山
典弘
村田
一誠
O.ペリエ 北村
宏司
安藤
勝己
後藤
浩輝
福永
祐一
蛯名
正義
C.ルメール
英明

幸四郎
岩田
康誠

池添
謙一
内田
博幸
吉田
騎手
57.0 57.0 55.0 57.0 57.0 57.0 57.0 57.0 57.0 57.0 57.0 57.0 57.0 57.0 57.0 57.0 重量
ワルサ
ドラ男
八雲
Exly
大モナ
みるこ
カタス
k
ガスタ
単勝 12 590円 3番人気 馬連 7-12 1,490円 4番人気 馬単 12-7 3,210円 9番人気
複勝 12
7
15
220円
200円
590円
3番人気
2番人気
9番人気
ワイド 7-12
12-15
7-15
740円
2,000円
2,260円
6番人気
26番人気
29番人気
3連複 7-12-15 11,710円 41番人気
3連単 12-7-15 54,210円 193番人気
枠連 4-6 900円 2番人気                
フェブラリーS調教診断 byガスター基地氏
調教注目馬
サンライズバッカス
馬名 5段階
評価
コース 内容 強さ 時計
2月14日船橋競馬場 ダート・良
アジュディミツオー 併外(佐藤裕) 強め併入 63.0-51.0-39.2-13.6
もっさりした動き。あまりやる気はなさそうだが体は出来上がっている。ただやはりちょっと時計の速いダートへの対応力は疑問。
2月14日美浦 坂路・重 南W・やや重 南芝・重
カフェオリンポス 南W 単走(助手) 一杯 81.6-66.6-51.4-37.5-12.6
コースに戻してきて伸び伸びとした迫力のあるフットワーク。モタつくところがなく非常にスマートな動き。動きが良かった前走では結果が出なかったが調教での動きは相変わらず文句なし。
ダイワバンディット 南W 単走(増沢) 一杯 63.4-49.2-35.8-12.0
ビシバシやられてもヘコたれない。相変わらず動く。ちょっと馬場が悪いせいか少しアクションが小さいけれどバランスを崩すようなところはなくスムーズな動き。馬体に厚みもあり全体の雰囲気も良い。
2月14日栗東 坂路・良 CW・良 DW・ 芝・良
ビッググラス 坂路 単走(助手) 一杯 54.2-39.5-24.9-11.9
前走の調教は放映されなかったわけだけど、同じような動きをしていたのなら買えてた馬。集中力がありフットワークのバランスが良い。追われてからの反応も良いし、位置は高いが首の使い方も良い。好調といって間違いない。
シーキングザダイヤ 坂路 併せ(武豊) 一杯三馬身先着 51.5-38.2-×-12.4
馬の後ろに入れるがもう早く前に出ようとするほど気合乗りが良い。反応も良くキビキビとした鋭い動きで最後までしっかりと伸びた。仕上がりに不安なし。
サンライズバッカス 坂路 併せ(安藤勝) 一杯併入 51.6-38.0-25.3-12.8
騎手が乗ったせいもあるだろうが調教で走らない馬の割に気合を表に出している。相手が踏ん張ったので抜けずにやや遅れ気味にはなった。フットワークがしっかりとしていて動きにキレがあり、重苦しさがまったくない。完璧な仕上がりと言ってよさそう。
オレハマッテルゼ 坂路 単走(助手) 一杯 51.1-37.9-25.4-13.1
この馬のいつもの調教パターン、というところで特に良いとこも悪いところも見られない。あまり調教で調子の変化を表に出すほうではないのでこんなものか。
リミットレスビッド 坂路 単走(助手) 一杯 51.6-37.3-24.8-12.7
珍しく4Fで速い時計を出した。さすがに終いはやや脚色が衰えたがキビキビとした動きは健在でこれなら問題はない。
フィールドルージュ 坂路 単走(助手) 一杯 53.0-38.9-25.7-13.1
残り2Fビッシリと追われた。ちょっとズブくスパっと切れるような動きではないがパワーのある動きで終いまで大きくバテずに走り抜いた。まずまず。
メイショウバトラー 坂路 単走(難波) 一杯 ×-39.2-25.7-12.7
馬也でサッと。最近の調教は見てないが故障前に比べると行きっぷりが良くなっているようだ。良い仕上がりで気性的にも休み明けでも動けそうだ。
ブルーコンコルド 坂路 単走(幸) 一杯 50.2-37.6-25.8-13.6
全体時計は速いが終いの動きがこの馬にしては物足りない。前半飛ばしすぎというのはあるがそれでも少し終いが掛かりすぎている。イマイチ。
タガノサイクロン 坂路 単走(池添) 一杯 52.5-37.6-24.6-12.4
追われてから少し重心が高くなるが脚捌きは鋭い。ただゴール前手前を戻してしまっていたりとあまり余裕のない動き。
トーセンシャナオー 坂路 単走(助手) 一杯 50.8-36.7-24.3-12.5
はいはいオジャマ虫は・・・と思っていたらこれがナカナカ食わせ者かも気合乗りがよくガンガン登坂してくる。終い追われてからも前進をしっかりと使った良いストライドで最後までしっかりと伸びた。侮れない。
シーキングザベスト 坂路 単走(助手) 強め 52.2-38.0-24.9-12.8
単走で楽に馬の行く気に任せる調教。特によくもなく悪くもなくそれなりの仕上がり。
メイショウトウコン CW 単走(助手) 一杯 85.9-70.1-56.0-42.1-14.4
前走はまんまと騙されてしまいました。情報収集不足でした。一週前の追い切りはBコース。ノリノリでキレキレ。手前の替えもスムーズだし連勝中の勢いそのままという感じ。今週の追い切りは前走と比べると馬場がいいだけにフォームもしっかりしていてまあマシかなというところ。Bだと手前替えるのにウッドだと手前も替えないなんてなあ・・・。前走と同様の出来で出走できそう。
ワルサ氏の見解 ドラ男氏の見解
昨年は史上最高のメンバーだったフェブラリーS。一年という時の流れがこうまで残酷なものとはね・・・ちょっと当時からは想像がつかないな。どの馬も素晴らしく買いたいのだらけだったのが昨年。今年はどの馬もなんとなく信頼しきれず、なんとなく予想にもやもや感が残る。どうやらこれはぼく個人だけでなく、前日段階1番人気単勝4.3倍と評価を見れば、みんな難解と捉えているようだ。


どうして難しいのか? それは能力馬が近走において、強い競馬をまったく見せていないからだろう。現行ダート戦線はカネヒキリを中心に高いレベルのレースが行われ、ブルコンもダイヤもバッカスもみーんな、評価される時計内容はカネヒキリと走った時の内容。昨年のこのレースからダート戦は超Aクラスの時計は出ていない。簡単に言うとここ1年間の内容では、勝つのに相応しい馬がいないのだ。


これは新興勢力にも当てはまる。昨年からの流れを汲みトライアル要素のある、平安S・根岸Sは条件戦を駆け上がってきたトウコン・グラスが勝ったが、受けた印象は昨年のレースとは大きく異なる。「なんで条件戦上がりの馬がこの時計で走ってしまうんだ?」これが昨年。今年は「なんでこの程度の時計で実績馬が走らないんだ?」 レベルは根岸Sこそ及第点も平安Sは見るべきところがほとんど無い。


劣化の影が見えるトップクラスと、さほど能力の無い好調馬の力関係なんて測れるもんか。ただヤマを張るなら個人的に能力馬だと思う。自分の趣味嗜好が半分以上含まれている強調材料ではあるけど一応理屈もある。降雨の影響でやや重以下の悪化した馬場状態で行われれば、ダートは断然時計を持っている馬が有利だからだ。明日昼までは少量ながら雨が降り続く模様。より時計がレコードに近づけばそれだけ、カネヒキリと争ってきた実績が生きる。

軸候補はカネヒキリ組のダイヤ・ブルコン・バッカスだが、脱落は▲ブルーコンコルド。交流マイルGTを勝ったぐらいでマイル克服なんて思わないが、昨年フェブラリー4着の内容はこなせたと考えても悪くは無いだろう。ただ上2頭と相対的に比べると東京マイルでの実績は明らかに劣る。JCDは幸クオリティがいかんなく発揮され、前が詰まって終わったのも確かだが、それを考慮しても見所に欠けたのもまた事実。地方GT3勝も凄いのかもよくわからん。

○は迷いに迷ってシーキングザダイヤにした。JCDで本命にしたように時計的にはこの馬が一番強いのだろう。だが東京大章典の競馬が気に入らない。JCDで恐ろしいほどの勝ちきれなさを思い知ったから、意としていなかったにせよ積極策は最高の判断だったと思う。だが馬はそれに答えず完全に止まってしまった。マイルより2000mの馬がこういうレースをしてしまうと、今回は強く推しにくい。

◎サンライズバッカス 東京マイルで行われるという点でこの馬を軸とする。カネヒキリに初めて土をつけたのがこのコース。一時期のスランプは一応脱したようで、低空飛行ながら結果は残している。出遅れはある程度覚悟なので展開の助けもそれなりに希望したいが、ミツオの存在で混沌とした先行争いなのでペースアップの期待はできる。それさえ叶えば勝利をグッと引き寄せられる。あとは東京で無駄にGT勝つアンカツに任せた。

ヒモは上がり馬とは違うけど好調組の中で一番強い△シーキングザベスト。距離こなせればの△リミットレスビッド。根岸Sを評価△ビッググラスまで。メイショウトウコンは人気を集める勝ち方をして、現実に人気を集めている。リスク先行タイプだけに現段階で能力的に劣っていると読めば買う必要は無い。フィールドルージュも今年のレースぶりでは強く買いづらい。


最近やけに穴決着の多いダート戦だが、GTにふさわしいゴールシーンを期待します。
唐突だが幸の不調っ振りは半端ではない。
そこそこ数乗っててこの時期1勝ってやば過ぎでしょう。
全くダメだとまでは思わないが、ブルーコンコルドの東京実績もよくないので消しで。

一応本命はシーキングザダイヤ。
ちょっと最近衰えが見えてきた気がしないでもないが、安定度はやはり抜けてる。
大崩れは無いとの思いでの本命。

相手はステップレース快勝の2頭を中心にその2着馬2頭と間隔あけて立て直したメイショウバトラー。
八雲氏の見解 Exly氏の見解
前が止まらない馬場
シーキングザベストが最も信用できそう。
ダートで無類の安定感。マイルでも勝っている。
先行馬が軒並み崩れた前走でも2着に粘っており、
このメンバーでも見劣りしない実力はある。
前が有利ならこの馬はかなり堅いんじゃないか。

相手候補はシーキングザダイヤが筆頭。
なんかまた2着ぽい。

メイショウバトラーはなかなか止まらないでしょう。


前売り締め切り時点での単勝1番人気はブルーコンコルド…
まあ、別にこの馬の実績からして1番人気になっても何ら
おかしくはないんですが…何とも複雑な気持ち。
馬の実力を信用すれば恐らく最も勝つ確率は高そう、しかし
足を引っ張る(失礼)のが鞍上。幸騎手は今年わずか1勝、
しかも重賞騎乗時は全レース着外。いくら馬に実力があると
いってもこの成績じゃね…素直に◎は打てません。

という事で◎はシーキングザダイヤ。ただし、G1でこの馬を
1着付にして馬券を買うほど私はお人よしではない。確かに
実力があることは認めるが「何かに差される」イメージが常に
ついて回る。
あのステイゴールドだってドバイでファンタスティックライトに
勝つ前には日経新春杯で勝ってたのである。「勝つ味」を思い
出してからG1(シーマクラシックって当時はG2だったっけ)を
勝ったわけで、長らく(去年秋以来、その前は2年前)勝ちから
見放された馬を1着予想する度胸が私にはない。

よって「◎の馬単2着付け」が勝負馬券。
大モナ氏の見解 みるこ氏の見解
 昨年よりも逃げ先行馬は少ない感じ。メイショウボーラーのような速い流れで引っ張る馬が、同じメイショウの馬がいるにはいるが、昨年よりもアジュディミツオーにとっては走りやすい条件になっているのではないか。昨年は出遅れたしね。問題はスタートの芝だが、何とか乗り切って欲しい。決してハナに立てなければ駄目という馬では無いと思う・・・ていうかオッズにつられてますねwここまで人気が落ちたら買って見るかなと。
  対抗のメイショウトウコンは馬場が湿った方が爆発的な末脚を発揮できそう。直線の坂が唯一の懸念材料。前走からも、ペース関係なくこれる力がある。

  シーキングザダイヤ、ブルーコンコルドは昨年も好走しているし、安定感もあるので外せません。大穴はタガノサイクロン。連勝は止まったがもう一度重賞で期待したい。前走よりは流れが速くなるし、距離短縮でプラスはないか★
まず嫌なのがダートレースを予想する際に最初の芝部分の巧拙を考えなきゃならないのは問題だろう。ましてGTの舞台でそんな事を考えなきゃいけないのはどう考えても舞台設定が間違っている。
何が言いたいかってサカラートが頭で買えないだろ馬鹿って事ですけどね。

本命はメイショウバトラー。土曜のレースを見る限りダートは前有利、てか基本競馬は前有利で無ければおかしいのですが。府中のダートは前有利+ミスプロ不利という傾向。そう考えると総合力で上回るのはバトラー。2走前は距離だし前走は出遅れ、小回りコースでの話で府中にリンクする競馬では無い。

不安は一つだけ。ペリエは目標物が無いと何をしでかすがわからない騎手であるという点。
「今日はこれ買うぞ!」と決めて店へ行けば無類の強さを発揮するがいきなりユニクロに放り込まれて自由に好きなだけ選べ!と言われると何買っていいかわからず店内を無茶苦茶にするタイプだ。あげく何も買わずに店を出て万引きと間違えられたのは俺だ。
とにかく自分でペースを作れないのがペリエの弱点。幹事をやらされた途端自己紹介でぶっとばす奴なのだ。巧くペースを落として先行できれば終いはしっかりしているので頭で狙ってみる価値はありそう。

ペリエがペースを落とす事を前提にして予想するのでこれが崩れると印つけた馬全部消えてもおかしくない。そんな素敵な対抗はシーキングザベスト。前走は35,1の流れで先行馬には少し厳しかったか、35,4の武蔵野Sは完勝。道中一旦ペースが落ちればマイルでも克服可能のよう。行った行ったの競馬になるとみた。

3着候補は終いの脚がしっかりしてるシーキングザダイヤ、トウコン、バッカスにサカラートを穴でマーク。シーキングは前に行ける強み、バッカスは鞍上込みで買う。ルージュはエンジンの掛かりが遅いので馬群を捌き難いのが難点、外を回すと今の府中は苦しそうで。それならまだトウコン。自身35秒台の脚で上がってこれるタイプなのでペースが落ちても突っ込んでくる可能性はある。

メインまでに内一頭分芝が強風で吹き飛ばされでもしたらサカラートの出番である。
カタス氏の見解 k氏の見解
シーキングザベストは距離克服キレが生きる道悪もプラスで今年初GTをプレゼントしてくれそうな勢い。この人気のなさはおかしい。

あとはわりと順当な予想になってると思うが、メイショウバトラーはスタート芝でスピード生きる展開で踏ん張ればおもしろい。
オッズの割れ方を見てもかなりの混戦模様。一応現時点(AM10:30)の4.2倍でブルーコンコルドが一番人気。昨秋の交流重賞での活躍と東京大賞典の圧勝劇を考えれば抜けた人気になってもおかしくないのだが・・・やはり鞍上が嫌われているのか。斯くいう僕もどちらかというと信頼していない。

では群雄割拠でどの馬にもチャンスがあるかというと答えはNO。馬の実力+鞍上と総合力で考えるのならば◎サンライズバッカス、○シーキングザダイヤが頭一つ抜けていると考える。この二頭に共通することはカネヒキリに勝った、肉薄したということ。今日のレースにカネヒキリが出走していればどうだっただろうか?おそらく今のブルーコンコルドにつけられているオッズより更に低いオッズで一番人気に支持されているのではないだろうか。

カネヒキリが現在のダート路線で最強等というつもりはないが昨年の今頃は絶対的に近い存在であったことは間違いない。ならばその馬と好勝負を演じた馬が何の不安もなく鞍上も◎ときているのなら素直に買いたい。一点勝負。

新興勢力組は平安S組はレースレベル自体に疑問が。平安Sは過去10年で最も5Fペースが遅かったにも関わらず前が止まった。前が止まらない京都でだ。メイショウトウコンの末脚は確かにいいものがあるが、あの劇的な差しきりは「他馬が止まった為(前に行った馬が弱かった)」、とも言えるのではないか。

根岸S組は若干取捨に困ったがニホンピロサートが3着に突っ込んできたことを鑑みてこちらの組も軽視した。
ガスタ氏の見解  
 まずフェブラリーSのラップ的特徴と各トライアルレースの分析から。フェブラリーSの大きな特徴として先行争いが落ち着いたあと、中団から先行集団にプレッシャーがかけられるためラップがあまり落ちないということが挙げられる。近年で例外はJCDで沈んだサイレントディールと明らかに距離が長いスターリングローズが好走した(この二頭の好走の要因がココでのラップの緩み)2004年のみ。ここで先行勢が楽に息を入れられないので序盤の位置取り争いでの負担や自力の差がモロに着順に表れる。また終いもかなり速いタイム(36秒台前半)でまとめられるので極端な位置からの追い込みも前半三ハロン33秒台という自殺志願的な逃げを打った馬がいた2000年、2006年以外ではあまり見られない。単純に一言でまとめるテン良し中良し終い良しの総合的な能力が問われるレースということになる。
  JCDでの好走組が好成績を残しているのもこの点がJCDの好走要件として共通しているから。ただしJCDは2100と距離が長いので仕掛けを待って距離適性で垂れてきた馬を差した馬は、速いペースを自ら動いていってレースを作って好走した馬に比べると信頼度はやや落ちる。前者が2001年のサンフォードシチー(1番人気4着)、2002年のウイングアロー(5番人気9着)、2005年のアドマイヤドン(2番人気5着)などで、後者が2001年のウイングアロー(2番人気2着)、2002年のノボトゥルー(2番人気3着)、2004年のアドマイヤドン(1番人気1着)など。

  各トライアルレースだが根岸Sはスプリント型に寄りすぎのレースで終いズブズブ。本番とは全くリンクしない形の競馬になった。メイショウボーラーの例はあるがあの時と違い全体の時計もイマイチ、レベルが高くない。自分の競馬に徹した勝ち馬のビッググラスが同じようにスムーズに競馬ができたら見せ場は作れるかな程度。平安Sは逆に入りが12.3-11.5-13.4-12.9とスローってレベルじゃねーぞって位遅い。祐一の判断は正しく(自分の馬券的には美味しくなかったけど)後ろはかなり不利だった。レース全体のレベルとしては高くないがそういう展開で差してきた馬、とりわけ最後方から異次元の脚を使ったメイショウトウコンは評価しなければいけない。

  ここまで書けば本命はもう分かるとおりシーキングザダイヤ。昨年のJCDはタルいレースであまり評価できるものではないが昨年のフェブラリーS、一昨年のJCDは非常に高いレベルで走っている。実力コース適性ともに最上位。東京大賞典で連は外したが、何かの冗談かというようなハイペースを二番手追走してのものでむしろ潰れず良く粘っていると判断した。今回逃げ先行の馬がさほどいないのでラップが落ち着く可能性があるが、昨年のJCDでユルいペースのレースを速い上がりしっかりまとめていて、展開的な対応力としてプラス要素に働く。堅軸と見る。相手探しが少し難しいのでこの馬の単複が一番無難な選択肢かもしれない。

  対抗にはサンライズバッカス、二度の武蔵野Sの好走がありJCDでも掲示板が二回。二度の武蔵野SはともにちょっとフェブラリーSのペースとは違っているし、JCDの内容もそんなに褒められたものではない。ただ前走展開不利をものともせず伸びてきた脚には迫力があったし、相手関係もJCDのと比べて楽で単純に着順繰り上がりの期待もある。また調教の動きも素晴らしく前走の馬体増などから見ても身が入ったという状態面でのプラスなどの買い要素があるのでこの位置。

  三番手にメイショウトウコン。この馬の末脚は常識外れ。ダートに変わってから上がり3Fは全てメンバー中一位レース平均と比べてずば抜けた脚を使っている。35秒台の脚を使えればこの面子なら十分馬券圏内。ただ本命馬が36秒台半ばで上がる事を考えると逆転するためには35秒前半のタイムが必要で、距離短縮、坂ありだとさすがにそこまでは厳しいか。

  ブルーコンコルドは来ても3着までか。フェブラリーSは二度走って5,4着。二度とも一瞬は突き抜けるかという脚を使っているが最後は止まっている。本質的には使える脚が長くないスプリンター。地方では小回りを行かして距離を持たせているが東京のマイルではごまかしが効かない。メンバー的に昨年よりは劣るので馬券圏内に来る可能性はあるので押さえる。根岸Sの勝ち馬のビッググラスも一応三着候補に。

  ちょっとした穴でアジュディミツオー。やっぱり面子がイマイチなんで、マグレでもいいんでポンと出て番手につけられれば十分粘れると。東京マイルではそこまで悪い印象はないので。人馬ともに東京で見直したいフィールドルージュまで。トウコンがカミソリならこっちはナタの切れ味、かな。

  シーキングザベストは武蔵野Sが馬場差を考えるとスローで先行した割にラスト1F12.7とガクッと落ちていて距離的に1400がベストかと。よほどスローなら目はあるが点数が増えるので消し。
 
11R 第24回 フェブラリーS(GI)推奨馬券
ワルサ氏 馬連F ◎−○.▲.△ 計 5点
ドラ男氏 馬連F ◎−○.▲.△.★ 3連複F ◎−○.▲.△.★−○.▲.△.★ 3連単F ○.▲.★→◎→○.▲.△.★ 計 27点
八雲氏 ワイドF ◎−○.▲ 計 2点
Exly氏 馬単F ○.▲.△→◎ 3連複F ◎−○.▲−○.▲.△.★ 計 14点
大モナ氏 3連複F ◎−○−△.×.★ 計 5点
みるこ氏 3連単F ◎→○→×.★ 3連複F ◎−○−×.★ 計 6点
カタス氏 3連単F ◎.▲→◎.○.△→○.▲.△.× 計 13点
k氏 馬連F ◎−○ 計 1点
ガスタ氏 馬連F ◎−○.▲.★ 3連複F ◎−○−▲.△.★ 計 8点

女だらけのシューティング@斑鳩S

2007年 2月18日(日) 2回京都8日 11R 斑鳩ステークス サラ系4歳以上 4歳以上1600万円以下 (混合)牝 定量1400m 芝・右 外
8 7 6 5 4 3 2 1
16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
トーセンハピネス プリティプリンセス プリティメイズ ピサノグラフ カシマフラワー ケイエスアイ ヒシフェアレディ ホエールシャーク ダブルタイトル ブルーメンブラット チリエージェ アンブロワーズ マルターズホビー ブリリアントグレイ アクロスザヘイブン フロムアップランド 馬名
牝5 牝6 牝8 牝5 牝5 牝7 牝7 牝5 牝8 牝4 牝6 牝5 牝5 牝6 牝4 牝6 馬齢
上村
洋行
藤岡
佑介
和田
竜二
塚田
祥雄
赤木
高太郎
難波
剛健
太宰
啓介
生野
賢一
小牧
川島
信二
河北
熊沢
重文
四位
洋文
本田
川田
将雅
鮫島
良太
騎手
55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 55.0 重量
ワルサ
ドラ男
八雲
Exly
みるこ
カタス
k
ガスタ
単勝 7 270円 1番人気 馬連 4-7 3,630円 15番人気 馬単 7-4 5,270円 16番人気
複勝 7
4
10
140円
620円
310円
1番人気
10番人気
5番人気
ワイド 4-7
7-10
4-10
1,410円
670円
3,000円
16番人気
4番人気
36番人気
3連複 4-7-10 11,720円 34番人気
3連単 7-4-10 60,540円 171番人気
枠連 2-4 1,120円 3番人気                
みるこ氏の見解 カタス氏の見解
ここはブリリアントグレイが差し切る。土曜の傾向はハッキリしててダート馬が強さを発揮してた、あと大型馬ね。軽いスピード馬は危険な人気馬となっとる。

ブリリアントは500`ある馬で馬力十分。叩き2走目で得意距離への短縮とプラス材料がズラリ。本田のために渾身の仕上げでここに使ってきた…かは知らないが条件は向く。ヒシとチリしか行きそうな馬はおらず追走に手間取る事も無いのもいい。

対抗にはフロムアップランド。追走に手間取らないという点でこの馬も助かる流れ。これもエリシオでキレ無いがバテない馬、今週の京都にはピタリと来るお。ダート3勝2着6回も魅力でここは人気薄で期待大。ヒシフェアレディはこないだお世話になりました。条件は距離以外は引き続き合うのでチリが壁になれば逃げ残りはアリ。一方でブルーメンとピサノは軽い芝馬、馬格も小さく人気ほどの信頼をおいてはいけない。

本音を言うならホエールシャークをどうしようか迷っているくらい
まさるさんおめでとう!空気嫁永遠なれ
k氏の見解  
京都1400Mは以前も書いた記憶があるがマイル適性よりスプリント」適正を求められる舞台。若干芝が重い今開催はもう少しスタミナよりにシフトすることもあるかも知れないが、ベースは決して変えない!変えないんだ!!だから当たらないんだ!!!

とりあえずマイル良績のある馬よりマイルでパタッと止まっちゃった、1200M得意ですよという馬をチョイス。ブリリアントグレイはマイルを叩いてここへいかにも穴を開けそうなステップ。今春で鞭を置く本田騎手の入魂の直線追いを見よう。
 
11R 斑鳩ステークス推奨馬券
ワルサ氏 馬連F ◎−○.▲.△ 計 3点
ドラ男氏 馬単F ◎→○.▲.△.×.★ 3連単F ◎→○.▲→○.▲.△.×.★ 計 22点
八雲氏 3連複B ◎.○.▲.△ 計 4点
Exly氏 3連複F ◎−○.▲−○.▲.△ 計 7点
みるこ氏 3連単F ◎→○.△→○.△.×.★ 計 8点
カタス氏 3連単F ◎.▲→◎.○.△→○.▲.△.× 計 13点
k氏 馬連F ◎−○.▲.△ 計 3点
ガスタ氏 馬連F ◎−○.▲.△ 計 5点
第12期 予想師ランキング(07/1/5〜)
HN 回収率 的中率 点数 回収金額 収支 投資R 的中R 万馬券的中数 最高配当金額
杉本 198.3 25.0 152 30140 14940 24 6 1 16980
近藤 130.4 27.3 46 6000 1400 11 3 0 1760
ガスタ 127.5 14.3 154 19630 4230 21 3 0 9120
大モナ 94.9 6.7 74 7020 -380 15 1 0 7020
マッハ 62.1 21.4 14 870 -530 14 3 0 420
ドラ男 48.6 12.5 356 17300 -18300 24 3 1 12610
ワルサ 36.5 16.7 154 5620 -9780 30 5 0 1730
八雲 35.1 13.6 55 1930 -3570 22 3 0 1020
Exly 34.5 23.1 221 7630 -14470 26 6 0 2890
k 31.9 12.5 111 3540 -7560 24 3 0 1720
みるこ 19.1 6.7 222 4240 -17960 30 2 0 4030
カタス 0.0 0.0 182 0 -18200 14 0 0 13
だい #DIV/0! #### 0 0 0 0 0 0 0
大学生 #DIV/0! #### 0 0 0 0 0 0 0
コスモ #DIV/0! #### 0 0 0 0 0 0 0
総回収金額(的中R数)÷総投資金額(予想R数)×100=総合A
総合A 59.7 14.9 1741 103920 -70180 255 38 2
(A氏回収率(的中率)+B氏〃+・・・)÷予想人数=総合B
総合B 30.2 9.4
先週的中者一覧
ワルサー フェブラリーS 馬連1,490円!
京都記念 馬連450円
マッハラジャー クイーンC 複勝150円(1点的中)
Exly 京都記念 3連複870円
杉本 京都記念 3連複870円
ドラ男 京都記念 馬連450円
みるこデムウロ 京都記念 ワイド210円
先先週的中者一覧
ワルサー ダイヤモンドS 馬連1,730円!!
バレンタインS 馬連1,550円!!
100万馬券記念
カタストロフィ 05年毎日王冠 3連単1479620円 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
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